3.1.14.5 タイムゾーンのアップグレード時のスマート・スキャン
Oracle Databaseでは、タイムゾーン定義を使用して時間計算および夏時間の遷移を処理します。タイムゾーンの変更により、TIMESTAMP WITH TIMEZONE
データ型を使用して列に格納されているデータが変更される可能性があります。以前は、タイムゾーン定義のアップグレード時に、データベース全体でExadataスマート・スキャンは無効になっていました。
Oracle Database 23aiと組み合せたOracle Exadata System Softwareリリース24.1.0では、タイムゾーンのアップグレードの影響が軽減されます。新しい構成では、Exadataスマート・スキャンは、TIMESTAMP WITH TIMEZONE
列がないすべての表に対する問合せに対して有効なままです。さらに、タイムゾーンの変更の影響がプラガブル・データベース(PDB)内に収まるようになりました。そのため、タイムゾーンの変更があるPDBに影響する場合、Exadataスマート・スキャンは他のすべてのPDBに対して有効なままです。
親トピック: Oracle Database 23aiと組み合せた機能