3.1.14.1 ワイド表でのスマート・スキャン

Oracle Database 23aiでは、最大4096列を含むワイド表のサポートが導入されています。ワイド表を使用すると、非正規化(フラット)スキーマを使用してSQL結合を回避するアプリケーションが容易になります。ユースケースには、最新の分析、機械学習、Internet of Things (IoT)アプリケーションなどがあります。

Oracle Database 23aiと組み合せてOracle Exadata System Softwareリリース24.1.0を使用すると、ワイド表に対してExadataスマート・スキャンが有効になります。

ワイド表のサポートは、データベース・パラメータ・ファイル(init.ora)にMAX_COLUMNS=EXTENDEDを設定して、データベースで構成する必要があります。データベースで有効にすると、フルパワーのExadataスマート・スキャンが自動的かつ透過的にワイド表に適用されます。