6.2.3.2 chcluster

クラスタ属性を変更します。

用途

chclusterコマンドを使用すると、Exascaleクラスタを停止したり、その属性を変更できます。

構文

chcluster [ --attributes attribute=value[,attribute=value] ... ] [ --shutdown ]

コマンド・オプション

chclusterコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • --attributes: クラスタの属性設定を1つ以上指定します。

    describe chclusterコマンドを使用して、chclusterで変更できるクラスタ属性の詳細を表示します。

  • --shutdown: Exascaleクラスタを停止します。

    Exascaleクラスタを停止するには、次の操作を実行する必要があることに注意してください:

    • ESCLIをExascale adminユーザーとして、またはcl_adminクラスタ・レベルのストレージ権限を持つ別のユーザーとして実行します。

    • ESCLIをオンラインのExascale制御サービス(ERS)バックエンド・サーバー・プロセスに直接接続します。これを行うには、ESCLIを起動し、次のように--ctrlオプションを指定する必要があります。

      $ escli --wallet admin-wallet-location --ctrl ERS-server-IP:8080

      オンラインERSサーバー(ERS-server-IP)のIPアドレスを検出するには、通常のESCLIセッションを開始し、次のコマンドを使用します:

      @> lsservice --filter serviceType=controlServices,status=ONLINE --attributes url

      コマンドにより、すべてのオンラインERSサーバーに関連付けられたプライベートIPアドレスが表示されます。レポートされたIPアドレスのいずれかを使用できます。

例6-4 クラスタの変更

この例では、ボリューム・バックアップに使用されるOracle Cloud Infrastructure (OCI)オブジェクト・ストレージ・コンテナのコンパートメント名を設定します。

@> chcluster --attributes backupCompartmentName=myCompartment

例6-5 クラスタの停止

この例では、Exascaleクラスタを停止する方法を示します。

$ escli --wallet admin-wallet-location --ctrl ERS-server-IP:8080 chcluster -–shutdown