7.2.3 clone

ファイルをクローニングします。

構文

clone [{ -w | --wallet } wallet-location ] [{ -T | --trace } trace-level ] 
      source1 target1 [ sourceN targetN ]...

コマンド・オプション

cloneコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • source1-N: クローニングするソース・ファイルを指定します。

  • target1-N: クローンの場所を指定します。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベルを1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc

使用上のノート

このコマンドを使用する際は、次の情報に注意してください:

  • sourceでワイルドカード(%)を使用すると、複数のソース・ファイルを指定できます。その場合は、対応するtargetにも一致するワイルドカードを含める必要があります。

  • クローン操作におけるすべてのファイルは、同じボールト内にある必要があります。

  • 複数のsourcetargetのペアを使用できます。この場合、ソース・ファイルの指定は順番に考慮され、最初の一致のみが使用されます。

  • 同じ操作で作成されるすべてのクローンは、ポイントインタイム一貫性があります。