7.2.5 dd

ファイルを変換してコピーします。

構文

dd [ --if=name ] [ --of=name ] [ --bs=bytes ] [ --count=num ] 
   [ --ibs=bytes ] [ --obs=bytes ] [ --seek=num ] [ --skip=num ] 
   [ --imirror=num ] [ --omirror=num ] [ --mirror=num ] 
   [ --truncate ] [ --aio=naio ] [ --block ]
   [{ -w | --wallet } wallet-location ] [{ -T | --trace } trace-level ]

コマンド・オプション

ddコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • --if: 標準入力のかわりに使用する入力ファイルの名前を指定します。

  • --of: 標準出力のかわりに使用する出力ファイルの名前を指定します。

  • --bs: 各ブロックでの読取り/書込みバイト数を指定します。デフォルト値は、512です。

  • --count: 入力ブロック数を指定します。

  • --ibs: 一度に読み取るバイト数を指定します。デフォルト値は、512です。

  • --obs: 一度に書き込むバイト数を指定します。デフォルト値は、512です。

  • --seek: 出力の開始時にスキップするobsサイズのブロックの数を指定します。

  • --skip: 入力の開始時にスキップするibsサイズのブロックの数を指定します。

  • --imirror: 入力ミラー番号を指定します。1つ目のミラーは0、2つ目のミラーは1のようになります。デフォルト値は255で、これは'任意のミラーを読み取る'という意味です。

  • --omirror: 出力ミラー番号を指定します。1つ目のミラーは0、2つ目のミラーは1のようになります。デフォルト値は255で、これは'すべてのミラーを書き込む'という意味です。

  • --mirror: 入力および出力のミラー番号を指定します。1つ目のミラーは0、2つ目のミラーは1のようになります。デフォルト値は255で、これは'すべてのミラー'という意味です。

  • --truncate: 出力ファイルのサイズを変更します。

  • --aio: 使用する非同期I/Oの数を指定します。デフォルト値は4です。

  • --block: I/Oオフセットが関連するI/Oブロック・サイズで割り切れる必要があることを指定します。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベルを1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc