7.2.14 strings

ファイル内の出力可能な文字の文字列を表示します。

構文

strings [ -n num ] [ --aio=naio ] [{ -w | --wallet } wallet-location ]
        [{ -T | --trace } trace-level ] filename

コマンド・オプション

stringsコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • filename: 処理するファイルを指定します。

  • -n: オプションで、出力文字列の最小長を指定します。デフォルト値は4です。

  • --aio: オプションで、使用する非同期I/Oの数を指定します。デフォルト値は4です。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベルを1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc

例7-18 Exascaleファイル内の出力可能な文字列の表示

次の例では、@MYDATA/myfileに含まれる出力可能な文字列を標準出力に表示します。

$ xsh strings @MYDATA/myfile