7.2.16 touch

ファイルを作成するか、既存のファイルの属性を変更します。

構文

touch [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
      [ -s num | --size=num ] 
      [ -t ftype | --type=ftype ] 
      [ -r { true | false } | --read-only={ true | false }] 
      [{ -T | --trace } trace-level ] filename

コマンド・オプション

touchコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • filename: 作成または変更するファイルを指定します。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -s--size: オプションで、ファイルのサイズをバイト単位で指定します。

    ファイル・サイズは、接尾辞のKKBMMBGGBTTBを使用して指定することもできます。接尾辞は、大/小文字が区別されません。

  • -t--ftype: オプションで、Oracle Databaseファイル・タイプを指定します。有効な値は、次のとおりです。

    • ctrl - 制御ファイル
    • data - データ・ファイル
    • olog - オンライン・ログ・ファイル
    • alog - アーカイブ・ログ・ファイル
    • temp - 一時ソート・ファイル
    • init - 初期化パラメータ・ファイル
    • pswd - パスワード・ファイル
    • flog - フラッシュバック・ログ・ファイル
    • ctrk - 変更トラッキング・ファイル
  • -r--read-only: オプションで、ファイルを読取り専用として指定します。trueに設定すると、ファイルの内容およびメタデータは変更できません。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベルを1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc

例7-20 Exascaleファイルの作成

@DATA/myfileがまだ存在しないとした場合、次の例では、@DATA/myfileに1 GBのファイルを作成します。

$ xsh touch --size=1G @DATA/myfile

ファイル(@DATA/myfile)がすでに存在する場合、このコマンドは既存のファイルのサイズを1 GBに設定します。