7.7.1.7.9 xrmemcache属性

用途

xrmemcache属性は、データベースによるExadata RDMAメモリー・キャッシュ(XRMEMキャッシュ)の使用を制御します。これにより、キャッシュ領域をミッション・クリティカルなデータベース用に確保できます。

構文

ALTER IORMPLAN 
   dbplan=(( name=db_name, ... xrmemcache={on|off}  ... ) ... )

使用上のノート

  • デフォルトでは、xrmemcache=offを指定するディレクティブの影響を受ける場合を除き、すべてのデータベースでXRMEMキャッシュを使用できます。

  • xrmemcache=offは、xrmemcacheminxrmemcachelimitまたはxrmemcachesize属性を含むディレクティブでは無効です。

  • Oracle Exadata System Softwareリリースが23.1.0のExadata X8MおよびX9Mシステムでは、以前はPMEMキャッシュと呼ばれていた永続メモリー・データ・アクセラレータがXRMEMキャッシュと呼ばれるようになりました。

    下位互換性のために、Exadata X8MおよびX9Mシステムでは、ALTER IORMPLANコマンドでxrmemcacheのかわりにpmemcacheを使用できます。ただし、Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0以降では、LIST IORMPLANコマンドからの出力にはxrmemcacheのみが表示されます。

例7-47 データベース・プランでのXRMEMキャッシュ使用の設定

この例では、データベース・プランでXRMEMキャッシュの使用を有効にする方法を示しています。

CellCLI> ALTER IORMPLAN                                        -
         dbplan=((name=sales_prod, xrmemcache=on),             -
                 (name=sales_dev, xrmemcache=off),             -
                 (name=sales_test, xrmemcache=off),            -
                 (name=DEFAULT, xrmemcache=off))