7.7.5.9 DESCRIBE FLASHCACHECONTENT

用途

DESCRIBE FLASHCACHECONTENTコマンドは、FLASHCACHECONTENTオブジェクト・タイプの属性のリストを表示します。

構文

DESCRIBE FLASHCACHECONTENT

使用上のノート

DESCRIBE FLASHCACHECONTENTコマンドで表示される属性には、次のものがあります。

  • cachedKeepSize: このオブジェクトに対してkeepモードでキャッシュされているサイズ(バイト単位)。

  • cachedSize: このオブジェクトに対してキャッシュされているサイズ(バイト単位)。

  • cachedWriteSize: ハード・ディスクにまだ書き込まれていないライトバック・フラッシュ・キャッシュ内のこのオブジェクトに対してキャッシュされたデータのサイズ(バイト単位)。

  • columnarCacheSize: このオブジェクトに対してハイブリッド列圧縮(HCC)形式でキャッシュされたサイズ(バイト単位)。

  • columnarKeepSize: このオブジェクトに対してkeepモードのハイブリッド列圧縮(HCC)形式でキャッシュされたサイズ(バイト単位)。

  • dbID: 一意のデータベース名識別子。

  • dbUniqueName: データベースの一意の名前。

  • hitCount: このオブジェクトに対してフラッシュ・キャッシュからデータの読取りを行ったI/Oの数。

  • hoursToExpiration: このオブジェクトが、再度アクセスされない場合にkeepセクションから降格されるまでの時間。

  • missCount: このオブジェクトに対してディスクからデータの読取りを行ったI/Oの数。

  • objectNumber: 主に、FLASHCACHECONTENTオブジェクトに関連付けられているデータベース・オブジェクト(表、索引、パーティションなど)のOracle Databaseディクショナリ・オブジェクト番号を指定します。

    さらに、次の値には特別な意味があります。

    • 0 (ゼロ)は、オブジェクト番号が定義されていないことを示します。この値は多くの場合、ASMによって実行される内部I/Oとともに使用されます。
    • 4294967292は、FLASHCACHECONTENTオブジェクトにASM動的ボリューム・マネージャ(ADVM)データが含まれていることを示します。

    • 4294967293は、キャッシュされたREDOログ・データを示します。

    • 4294967294および4294967295は、特定のデータ・オブジェクト(表、索引、パーティションなど)に関連付けられていない、一時セグメント、ロールバック・セグメント、制御ファイル・データなど、内部データベース・オブジェクトからのデータを示します。

  • tableSpaceNumber: データベース・オブジェクトに関連付けられた表領域番号。

次の例は、FLASHCACHECONTENTオブジェクトを指定したDESCRIBEコマンドを示しています。

例7-102 FLASHCACHECONTENTオブジェクトの説明

CellCLI> DESCRIBE FLASHCACHECONTENT

         cachedKeepSize
         cachedSize
         cachedWriteSize
         columnarCacheSize
         columnarKeepSize
         dbID
         dbUniqueName
         hitcount
         hoursToExpiration
         missCount
         objectNumber
         tableSpaceNumber