7.7.5.31 DESCRIBE XRMEMCACHECONTENT

用途

DESCRIBE XRMEMCACHECONTENTコマンドは、XRMEMCACHECONTENTオブジェクト・タイプの属性のリストを表示します。

構文

DESCRIBE XRMEMCACHECONTENT

使用上のノート

DESCRIBE XRMEMCACHECONTENTコマンドで表示される属性には、次のものがあります:

  • cachedKeepSize: このオブジェクトに対してkeepモードでキャッシュされているサイズ(バイト単位)。

  • cachedSize: このオブジェクトに対してキャッシュされているサイズ(バイト単位)。

  • cachedWriteSize: ハード・ディスクにまだ書き込まれていないXRMEMキャッシュ内のこのオブジェクトに対してキャッシュされたデータのサイズ(バイト単位)。

  • clusterName: キャッシュ・オブジェクトに関連付けられたクラスタの名前。

  • columnarCacheSize: このオブジェクトに対してハイブリッド列圧縮(HCC)形式でキャッシュされたサイズ(バイト単位)。

  • columnarKeepSize: このオブジェクトに対してkeepモードのハイブリッド列圧縮(HCC)形式でキャッシュされたサイズ(バイト単位)。

  • dbID: 一意のデータベース名識別子。

  • dbUniqueName: データベースの一意の名前。

  • hitCount: このオブジェクトに対してXRMEMキャッシュからデータの読取りを行ったI/Oの数。

  • missCount: このオブジェクトに対してディスクからデータの読取りを行ったI/Oの数。

  • objectNumber: 主に、XRMEMCACHECONTENTオブジェクトに関連付けられているデータベース・オブジェクト(表、索引、パーティションなど)のOracle Databaseディクショナリ・オブジェクト番号を指定します。

    さらに、次の値には特別な意味があります。

    • 0 (ゼロ)は、オブジェクト番号が定義されていないことを示します。この値は多くの場合、ASMによって実行される内部I/Oとともに使用されます。
    • 4294967292は、XRMEMCACHECONTENTオブジェクトにASM動的ボリューム・マネージャ(ADVM)データが含まれていることを示します。

    • 4294967293は、キャッシュされたREDOログ・データを示します。

    • 4294967294および4294967295は、特定のデータ・オブジェクト(表、索引、パーティションなど)に関連付けられていない、一時セグメント、ロールバック・セグメント、制御ファイル・データなど、内部データベース・オブジェクトからのデータを示します。

  • tableSpaceNumber: データベース・オブジェクトに関連付けられた表領域番号。

  • vaultID: キャッシュ・オブジェクトに関連付けられたExascaleボールト識別子。

次の例は、XRMEMCACHECONTENTオブジェクトを指定したDESCRIBEコマンドを示しています。

例7-124 XRMEMCACHECONTENTオブジェクトの説明

CellCLI> DESCRIBE XRMEMCACHECONTENT

         cachedKeepSize
         cachedSize
         cachedWriteSize
         clusterName
         columnarCacheSize
         columnarKeepSize
         dbID
         dbUniqueName
         hitCount
         missCount
         objectNumber
         tableSpaceNumber
         vaultID