6.3.4.1 AWRを使用したExadataスマート・フラッシュ・ログの監視
AWRレポートのFlash Log Statisticsセクションの説明と例を次に示します。管理者は、AWRレポートのこれらのセクションを確認することで、Exadataスマート・フラッシュ・ログの操作を把握できます。
Flash Log
Flash Logセクションには、Exadataスマート・フラッシュ・ログへの書込みの数、Exadataスマート・フラッシュ・ログによって回避された外れ値の数、Exadataスマート・フラッシュ・ログがスキップされた回数など、Exadataスマート・フラッシュ・ログの操作に関するサマリー統計が含まれます。
Flash Logセクションの例を次に示します。例に示すように、Exadataスマート・フラッシュ・ログが最適に動作する場合、I/Oはすべてのセルに均等に分散され、スキップはありません。
図6-20 AWRレポート: Flash Log Statistics

スキップ数がゼロより大きい場合、フラッシュ・ログのスキップ詳細セクションには、Exadataスマート・フラッシュ・ログをスキップする理由が含まれます。
Redo Write Histogram
Redo Write Histogramセクションには、データベースからのlog file parallel write
のレイテンシおよびストレージ・サーバーからのredo write request completion
のレイテンシを示すヒストグラムが表示されます。データベースとセルのレイテンシ・ヒストグラムを比較することで、高いレイテンシの外れ値がストレージ・サーバーの処理ボトルネックに関連しているかどうかを判断できます。
図6-21 AWRレポート: Redo Write Histogram

親トピック: Exadataスマート・フラッシュ・ログの監視