9.2.4 Exadataスナップショットのタイプ
ご使用の環境の現在の設定に応じて、2種類のExadataスナップショットを作成できます。
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プラガブル・データベース(PDB)からのテスト・マスターの使用。
コンテナ・データベース(CDB)内の個別のPDBからExadataスナップショットPDBを作成できます。個別のPDBをクローニングしてテスト・マスターPDBを作成し、そこからExadataスナップショットPDBを生成できます。
ExadataスナップショットPDBは、同一のExadataクラスタ内で別のCDBへ移動できます。また、2つのCDBが同じExadataクラスタにある場合、あるコンテナ内に存在するテスト・マスターPDBから別のコンテナ内にExadataスナップショットPDBを作成することもできます。
テスト・マスター・データベースと対応するExadataスナップショットは、同じOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)クラスタ環境に存在する必要があります。
次の図に、3つのPDBを含む本番CDBを示します。PDBのうちの2つ(PDB1とPDB2)は、テスト・マスターPDBを作成するためにクローニングされています。これらは、切断されてからテストOracle Exadataの別のCDBに接続されています。この図では、テスト・マスターPDBから6個のExadataスナップショットPDBが作成されています。
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データベース全体(CDBまたは非CDB)からのテスト・マスターの使用
Exadataスナップショット・データベースは、完全なコンテナ・データベース(CDB)と非コンテナ・データベース(非CDB)のどちらでもかまいません。完全なCDBのスナップショットには、CDB内のすべてのPDBが含まれています。
ノート:
完全なCDBのスナップショットを作成するには、Exadataスナップショット・データベースをサポートするOracleホーム・ディレクトリに、パッチ32233739を適用する必要があります。
次の図は、本番データベースのフル・クローンです。クローン(つまりテスト・マスター・データベース)は、別のテスト/開発環境でホストされ、6個のExadataスナップショットが関連付けられています。テスト・マスター・データベースは、Oracle Data Guardスタンバイ・データベース(テスト・マスターを定期的にリフレッシュする場合に推奨)またはOracle Recovery Manager (RMAN)を使用して作成されます。
テスト・マスター・データベースと対応するExadataスナップショットは、同じOracle ASMクラスタ環境に存在する必要があります。
親トピック: Exadataスナップショットの概要