資産ライフサイクル管理の概要
Oracle Assetsは資産管理を自動化し、固定資産の会計タスクを単純化します。
アプリケーションの処理:
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一元化された資産データ・ソース(Oracle Fusionアプリケーションのデータと外部フィーダ・システムのデータを統合)を利用します。
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資産を包括的に把握できるようになります。
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データ・セキュリティと機能へのアクセスが可能になります。
自動化されたビジネス・フローを使用して、次のようなトランザクションに対する標準的な資産管理タスクを合理化できます。
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資産取得
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資産振替
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除却
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組替
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財務修正
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レガシー・データの変換
また、標準会計レポート、運用レポート、登録レポートを使用することで、突合わせや分析を簡単に行うことができます。
次のアプリケーションを使用して、資産を直接統合します。
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Oracle Payables
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Oracle Project Costing
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Oracle Subledger Accounting
Payablesを使用した統合
Payablesで請求書情報から資産を作成するには、次のフローを使用します。
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資産の「一括追加の作成」プロセスを使用して買掛管理からの有効な請求書明細配分および関連する割引を「資産」のインタフェース表に送信します。
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「資産」でこの一括追加明細を確認し、そこから資産を作成するかどうか決定します。
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「資産」で資産を作成します。
保守および受入との統合
Oracle Receivingの受入から資産を作成するには、次のフローを使用します。
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Oracle Procurementで購買オーダーを作成します。
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購買オーダーで定義された在庫組織に品目を受け入れます。
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「資産」で資産を作成します。
保守管理および導入ベースとの統合
固定資産を、手動で、またはファイルベース・データ・インポート(FBDI)またはRESTサービスを介して、導入ベースおよび保守資産に関連付けます。
Project Costingを使用した統合
Project Costingでプロジェクト明細から資産を作成するには、次のフローを使用します。
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「プロジェクト原価計算」に作成している資本資産の建設仮勘定(CIP)取得価額を収集します。
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CIP資産の構築を終えると、関連の取得価額を「プロジェクト原価計算」に資産計上します。
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資産インタフェース・プロセスを実行し、有効な資本資産明細を、「資産」の一括追加のインタフェース表へ送信します。
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「資産」でこの一括追加明細を確認し、そこから資産を作成するかどうか決定します。
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「資産」で資産を作成します。
CIP資産構築に「プロジェクト原価計算」を使用する場合、「資産」にCIP資産を作成する必要はありません。 Payablesで発生する取得価額については、CIP取得価額を「プロジェクト原価計算」に送信し、資産計上された取得価額を「資産」に送信する必要があります。
Subledger Accountingを使用した統合
「資産」は、会計エントリの生成、トランザクション・ドリルダウン、レポート作成のために、補助元帳会計に完全に統合されています。 次のことが可能です:
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「資産」プロセスに対して「会計の作成」を実行し、トランザクション・イベントの仕訳を「資産」で作成します。
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Oracle General Ledgerに仕訳を転送し、転記します。
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取引レポートを使用して、資産に関する取引情報を確認し、一般会計と突き合わせます。