ある時点の重要でない価格変更に対する見込会計の例

この例では、3つの履行義務がある顧客契約を示します。

履行義務の2つは、充足数量の測定の充足測定モデルを持ち、1つは充足期間の測定の充足測定モデルを持ちます。

この表は、初期顧客契約に入力したキー値と、配賦済金額および認識済金額を示しています。

品目番号	数量	販売単価	明細金額	約束詳細金額	当期間までの認識済収益	スタンドアロン販売単価	拡張スタンドアロン販売価格	プラン開始日	プラン終了日	測定モデル	バージョン明細	バージョン番号
サービスA	6	165.00	990.00	1005.37	167.56	300.00	1800.00	2024年2月1日	2024年7月31日	期間	N	1
品目1	10	500.00	500.00	4580.00	0.00	820.00	8200.00			数量	N	1
品目2	15	135.00	2025.00	2429.63	0.00	290.00	4350.00			数量	N	1
合計			8015.00	8015.00

品目1の販売単価が500 USDから525 USDに変更され、契約改訂日は2024年2月16日です。「重要でない変更タイプ」が「重要でない」の契約変更をインポートします。「顧客契約の識別」プロセスによって、見込会計がトリガーされます。

この表は、見込会計後の契約を示しています。

品目番号	数量	販売単価	明細金額	約束詳細金額	当期間までの認識済収益	スタンドアロン販売単価	拡張スタンドアロン販売価格	プラン開始日	プラン終了日	測定モデル	バージョン明細	バージョン番号
サービスA	6	165.00	990.00	1034.34	170.11	300.00	1800.00	2024年2月1日	2024年7月31日	期間	N	1
品目1	10	525.00	5250.00	4724.42	0.00	820.00	8200.00			数量	Y	2
品目2	15	135.00	2025.00	2506.25	0.00	290.00	4350.00			数量	N	1
合計			8265.00	8265.00

この表は、重要でない価格改訂詳細を示しています。

契約改訂日	数量	サービス期間	入力された販売単価	販売金額	プラン開始日	プラン終了日	スタンドアロン販売単価	拡張スタンドアロン販売価格	配賦済金額
2024年2月15日	6		165.00	990.00	2024年2月1日	2024年7月31日	300.00	1800.00	1005.37
2024年2月16日	0.517	1	165.00	85.34	2024年2月1日	2024年2月15日	300.00	155.17	86.67
2024年2月16日	5.483		165.00	904.66	2024年2月16日	2024年7月31日	300.00	1644.83	947.67

2024年2月15日(契約改訂日の前日)までに認識された収益はそのままですが、契約改訂日以降は新規トランザクション価格が再割当されていることに注意してください。契約改訂日前後の割当の詳細は、「顧客契約の編集」ページの「重要でない改訂詳細」サブタブに表示されます。

この表は、契約変更によって遡及的会計がトリガーされる場合の各履行義務の配賦金額を示しています。

品目	数量	販売単価	明細金額	スタンドアロン販売単価	拡張スタンドアロン販売価格	プラン開始日	プラン終了日	配賦済金額
サービスA	6	165.00	990.00	300.00	1800.00	2024年2月1日	2024年7月31日	1036.72
品目1	10	525.00	5250.00	820.00	8200.00			4722.86
品目2	15	135.00	2025.00	290.00	4350.00			2505.42
合計			8265.00					8265.00

ノート: ある時点の履行義務のボリュームまたは価格に対する重要でない変更では、収益の再割当は当期間および先日付期間にのみ影響します。契約改訂日までに認識された収益は影響を受けません。