サプライ・チェーン・プランニングでの予約

サプライ・チェーン・プランニング作業領域のいずれかで、在庫プロセスで作成されるすべての予約に関する情報を収集して表示できます。オーダー履行明細にペグされた供給の金額を表示できます。

Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningでは予約は作成されません。在庫プロセスで作成されたすべての予約が表示されるだけです。構成可能なプランナのワークベンチで、販売オーダーに予約されている数量または供給の種類を編集することはできません。

次のタイプの供給が在庫の販売オーダーに対して予約できます。

手持在庫
作業オーダー
購買オーダー
転送オーダー

ノート: 手持在庫は組織レベルでのみ尊重されます。制約なしプランでは、保管場所レベルの手持在庫の予約は考慮されません。

供給の複数のソースおよび数量を単一の販売オーダー履行明細に対して予約できます。

販売オーダーが供給にペグされるには2つの方法があります。

複数の販売オーダーを単一の供給ソースにペグできます: この場合、ペグ数量が供給数量合計を超えていません。このタイプの予約は、供給の単一ソースが多数の販売オーダーを履行するのに十分である場合に行われます。

たとえば、品目Aについて50件の販売オーダーがあります。各販売オーダーは単一ユニットのAに対するものです。 1つの供給ソースを、100ユニットのAを提供する組織間転送として定義しました。したがって、転送供給からの100ユニットのうち50ユニットを異なる販売オーダー履行明細にペグできます。
複数の供給ソースを単一の販売オーダーにペグできます: この場合、ペグ数量が合計需要数量を超えていません。このタイプの予約は、単一の供給ソースが、品目に対して大量の供給を要求する販売オーダーを履行するのに適切でない場合に行われます。

販売オーダーが需要が高い品目に対して記録される場合、供給の複数リソースをその単一の販売オーダーに様々な数量でペグできます。たとえば、2つの供給ソースAとBを次のように定義したとします: Aは組織間転送で、Bは外部サプライヤからの購買です。この品目について800ユニットの販売オーダーが記録されると、Aからの供給の一部とBからの供給の一部が予約されます。次に、予約された数量は、単一のオーダー履行明細にペグされます。

サプライ・プランニングでは、ロット失効日に関係なく、ロットに対する需要予約が考慮されます。 6日に失効するロットは、10日に期限がある需要に予約できます。サプライ・チェーン・プランニングは、この予約をそのまま収集し、「供給および需要」ページのすべての予約を反映します。予約は「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域でのみ表示できますが、変更できません。