給与明細書の複数通貨サポート・ページ
多通貨支払をサポートするように給与明細ページを構成します。
国連組織のような典型的な国際組織には、多くの異なる国で働く従業員がいます。 これらの従業員は、事業所の通貨や本国の通貨など、基本通貨以外の通貨で給与支給を受けることがよくあります。 基本通貨は、所属する国別仕様データ・グループ(LDG)の通貨です。
場合によっては、従業員が複数の通貨間で分割された給与支払を受け取ることを選択します。 たとえば、Johnは給与の50%をGBPで、残りの支払額を自宅の銀行口座で受け取ることを選択します。
Johnの純支給額は1000 USDで計算され、そのうち50%は375 GBPに換算され、残りの50%は500 USDです。 給与明細書ページには、基本通貨で純支給額が表示されます。
複数通貨支払の給与明細ページを構成するには、次の手順を実行します:
- 支払タイプが「国際送金」の組織支払方法を作成します。
- 「国際送金」支払タイプを使用して個人支払方法を構成し、国際銀行口座に関連付けます。次に例を示します:
- Johnの2つの銀行口座と2つの個人支払方法を定義します。1つは米国用、もう1つは英国用です。
- UK銀行口座の個人支払方法を作成するときに、支払タイプとして「国際振替」を選択し、UK銀行口座を関連付けます。
- 給与明細ページのORA_PAY_PAYSLIP_DISPLAY_NET_PAY_BALANCE_CURRENCYを有効にして、LDGの基準通貨で正しい純支給額を反映します。