Web UIによるクラスタの管理
CockpitのHAクラスタ管理web UIを使用して、HAクラスタを作成し、クラスタの停止と起動、クラスタ・レベルのプロパティの設定などのクラスタ管理タスクを実行します。
新しいクラスタの作成
Cockpit HAクラスタ管理web UIを使用して、PacemakerおよびCorosync構成およびhaclusterユーザー認証タスクが完了したノードからクラスタを作成します。
ステップ
HAクラスタ管理web UIでクラスタを作成するには、次のステップを実行します:
既存のクラスタの追加
既存のクラスタをCockpit HAクラスタ管理web UIアプリケーションに追加します。
ステップ
既存のクラスタをHAクラスタ管理web UIアプリケーションに追加するには、次のステップを実行します:
クラスタ・プロパティの設定
Cockpit HAクラスタ管理web UIアプリケーションを使用して、クラスタ・プロパティを設定します。
次の表に、HAクラスタ管理web UIで設定できる一部のクラスタ・プロパティの概要を示します:
| プロパティ | デフォルト | 概要 |
|---|---|---|
| cluster-recheck-interval | 15min | 値0を指定すると、ポーリングが無効になります。 正の値は、5minなど、他の単位が指定されていないかぎり、間隔を秒単位で設定します。 |
| ACLの有効化 | false | アクセス制御リスト(ACL)をクラスタで使用してユーザーとグループのアクセスを制御できるかどうかを設定するブール値。 |
| Stonith有効 | true | 障害が発生したノードおよび停止できないリソースを持つノードをクラスタがフェンスできるかどうかを設定します。 クラスタ内のデータ損失およびスプリット・ブレイン状態を回避するため。 trueに設定すると、リソースの実行を許可する前に、少なくとも1つのフェンス・デバイスを構成する必要があります。 |
| 定足数ポリシーなし | stop | クラスタに定足数がない場合の処理。 有効な値は次のとおりです:
|
| Stonithアクション | reboot |
ノードをフェンスする必要がある場合にフェンス・デバイスに送信するアクション。 指定できる値は、rebootおよびoffです。 |
クラスタ・プロパティの完全なリストを表示するには、pcs property describeを実行します。
ステップ
HAクラスタ管理web UIアプリケーションでクラスタのプロパティを設定するには、次のステップを実行します: