HAProxyを使用したラウンド・ロビン・ロード・バランシングの構成
次の例では、HAProxyを使用して、受信リクエストを2つのバックエンドWebサーバー間で分散し、さらにバックエンド・サーバーでサービス停止も処理するフロントエンド・サーバーを実装します。
次の図は、外部公開ネットワーク(10.0.0.0/24)および内部ネットワーク(192.168.1.0/24)に接続されたHAProxyサーバー(10.0.0.10)を示しています。 内部ネットワークでは、2つのWebサーバーwebsrv1 (192.168.1.71)およびwebsrv2 (192.168.1.72)にアクセス可能です。 IPアドレス10.0.0.10はプライベート・アドレス範囲10.0.0.0/24内にあるため、インターネット上でルーティングできません。 アップストリーム・ネットワーク・アドレス変換(NAT)ゲートウェイまたはプロキシ・サーバーが、インターネットとの間のアクセスを提供します。
図2-1 ロード・バランシングのためのHAProxy構成の例

HAProxyのロード・バランシング機能をKeepalivedの高可用性機能と組み合せることにより、プライマリ・ロード・バランサが失敗した場合にサービスを継続できるようにバックアップ・ロード・バランサを構成できます。 この構成を拡張する方法の詳細は、HAProxyでのKeepalivedを使用したロード・バランシングの拡張を参照してください。