6 バックアップの作成とBtrfsの送受信機能の使用
ノート:
Btrfs send/receive機能を使用するには、UEK R8を使用してシステムをブートする必要があります。
送信操作では、2つのサブボリュームを比較し、1つのサブボリューム(parentサブボリューム)をもう1つのサブボリューム(sentサブボリューム)に変換する方法の説明を記述します。 通常は、出力をファイルに保存して後で使用するか、出力を受信操作に送ってすぐに使用します。
最も簡単な形式の送信操作では、サブボリュームの詳しい説明が書き込まれます。次に例を示します。
sudo btrfs send [-v] [-f sent_file] ... subvol -vオプションの多くのインスタンスを指定して、デバッグ出力の量を増やすことができます。 -fオプションは、出力をファイルに保存するために使用します。 これら両方のオプションは、次の使用例に暗黙的に含まれています。
次の形式の送信操作は、1つのサブボリュームをもう1つのサブボリュームに変換する方法の完全な記述です。
sudo btrfs send -p parent_subvol sent_subvol受信操作中に親ボリュームのスナップショット(クローン・ソースと呼ばれる)などのサブボリュームを使用でき、そこから一部のデータをリカバリできる場合は、次のように、クローン・ソースを指定して出力ファイルのサイズを縮小できます。
sudo btrfs send [-p parent_subvol] [-c clone_src] ... subvol 存在するクローン・ソースごとに-cオプションを指定できます。 親サブボリュームを指定しない場合、btrfsはクローン・ソースから適切な親を選択します。
受信操作を使用して、送信されたサブボリュームを、指定したパスに再生成します。次に例を示します。
sudo btrfs receive [-f sent_file] mountpoint