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4 サブボリュームおよびスナップショットの管理

Btrfsファイル・システムの最上位レベルは、ディレクトリ、ファイルを含む名前付きBツリー構造と、Bツリーとも呼ばれるそれ以上のサブボリュームで構成されるサブボリュームです。各サブボリュームには、ディレクトリやファイルも含まれます。

スナップショットは、スナップショットの取得時に親のサブボリュームの内容を記録するサブボリュームの一種です。 Btrfsファイル・システムのスナップショットを取得して書込みを行わない場合、スナップショットは元のファイル・システムの状態を記録し、バックアップを作成できる安定したイメージを形成します。 スナップショットを書込み可能にする場合は、元のファイル・システムの代替バージョンとして扱うことができます。 btrfsファイル・システムのcopy-on-write機能は、スナップショットが迅速に作成され、最初はディスク領域がほとんど消費されないことを意味します。

サブボリュームのスナップショットを取得することは、再帰的なプロセスではありません。 サブボリュームのスナップショットを作成すると、サブボリュームに含まれるサブボリュームまたはそのスナップショットは、すべてスナップショット内の同じ名前の空のディレクトリにマップされます。

注意:

スナップショットでは、ある時点のファイル・システムの状態を記録します。 そのため、スナップショットの取得時に動作していた可能性のあるトランザクション・プロセスのファイル・システムの整合性を保証することはできません。 snapperコマンドなどのユーティリティは、dnfコマンドの使用時など、特定の操作のスナップショットの前後の取得に役立ちますが、これらのスナップショットは、システム上で同時に実行されている可能性がある他のプロセスを認識しません。 集中的なI/Oまたはメモリー使用量(データベースやミドルウェア・アプリケーションなど)を持つプロセスがある場合は、これらを停止するか、スナップショットを作成する前にすべてのアクティビティが完了していることを確認して、スナップショット内のデータ整合性またはファイル・システム破損の問題が発生する可能性を減らします。

Btrfsスナップショットの作成と管理に使用するsnapperコマンド。ソフトウェアのインストールやアップグレードなど、主要なシステム・イベントでスナップショットが取得されるようにする自動化機能を提供します。「Snapperユーティリティを使用したファイル・システム・スナップショットの自動化」を参照してください。

Btrfsサブボリュームは、ディスク・デバイスのようにマウントできます。 親のサブボリュームのかわりにスナップショットをマウントすると、ファイル・システムの状態をスナップショット取得時の状態に効率的にロールバックできます。 デフォルトでは、set-defaultオプションを使用してデフォルトのサブボリュームを変更しないかぎり、オペレーティング・システムは親のBtrfsボリューム(IDが5)をマウントします。 新しいデフォルトのサブボリュームを設定すると、今後はそのサブボリュームがマウントされます。 Y

スナップショットをマウントしてファイル・システムをロールバックした後、スナップショットのスナップショットを取得して、その状態が変化したときにその状態を記録できます。

サブボリュームを削除すると、そのサブボリュームの下にあるすべてのサブボリュームがBツリー階層で削除されます。 このため、IDが5のBtrfsファイル・システムの最上位のサブボリュームは削除できません。