chronydサービス・デーモンについて
chronydサービス・デーモンは、モバイル・システムおよび仮想マシンのシステム・クロックを、一定期間一時停止されたかネットワークから切断された後に更新します。 このサービスは、基本的なNTPクライアントまたはNTPサーバーを実装するためにも使用できます。 NTPサーバーとしては、chronydは、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)または無線放送(DCF77、MSF、WWVBなど)から受信した時間信号を使用して上位のstratum NTPサーバーと同期させることやstratum 1サーバーの機能を果たすことができます。
Oracle Linux 10システムでは、このサービス・デーモンはデフォルトで有効になっています
ノート:
chronydは、NTPバージョン4 (RFC 5905)と互換性のある機能を備えたNTPバージョン3 (RFC 1305)を使用します。 ただし、chronydではNTPバージョン4のいくつかの重要な機能およびPTPの使用がサポートされていません。
詳細は、chronyd(8)のマニュアル・ページおよび/usr/share/doc/chrony/ディレクトリのファイルを参照してください。