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chronyd構成ファイルの例

/etc/chrony.confファイルには、chronydの構成設定が含まれています。 デフォルトの構成では、同期可能なパブリックNTPサーバーへのネットワーク・アクセスがシステムにあることを前提としています。 次の例は、さまざまなネットワーク・シナリオで行うことができる変更を示しています。

構成ファイルとそのディレクティブの詳細は、chrony.conf(5)マニュアル・ページを参照してください。

次の例では、3つのNTPサーバーにアクセスするようにシステムを構成します。

pool NTP_server_1
pool NTP_server_2
pool NTP_server_3
driftfile /var/lib/chrony/drift
keyfile /etc/chrony.keys
...

指定したクライアントまたはサブネットのNTPサーバーとして機能するようにchronydを構成するには、次の例で太字で示すように、allowディレクティブを使用します。

pool NTP_server_1
pool NTP_server_2
pool NTP_server_3
allow 192.168.2/24
driftfile /var/lib/chrony/drift
keyfile /etc/chrony.keys
...

公開キー暗号化に基づく認証メカニズムのキーを作成するには、chronyc keygenコマンドを使用します。

ノート:

ntpでのAutokeyは、chronyでは機能しなくなりました。

システムがNTPサーバーに断続的にのみアクセスする場合、次の構成が適しています。

pool NTP_server_1 offline
pool NTP_server_2 offline
pool NTP_server_3 offline
driftfile /var/lib/chrony/drift
keyfile /etc/chrony.keys
...

offlineキーワードを指定した場合、chronydでは、ネットワーク・アクセスが可能であるという通信を受信するまでNTPサーバーがポーリングされません。 chronyc onlineおよびchronyc offlineコマンドを使用して、chronydにネットワーク・アクセスの状態を通知できます。