exportfsコマンドの使用
オプションを指定しない場合、exportfsコマンドはエクスポートされたディレクトリのリストを表示します。 exportfsコマンドにオプションを指定すると、エクスポートされる内容を選択できます。
exportfsコマンド・オプションには次のものがあります:
-
-r -
/etc/exportsファイル内のリストに加えた変更を組み込むことで、/var/lib/nfs/etabファイル内のエクスポートされたディレクトリのリストをリフレッシュします。 -
-a -
/etc/exportsファイルに指定されているすべてのディレクトリをエクスポートします。 このオプションは、ほかのオプションと組み合わせて、ディレクトリに対して実行されるアクションを指定できます。 -
-u -
1つ以上の共有ディレクトリをエクスポート解除します。
ノート:
exportfs -uaコマンドは、NFSファイルの共有を一時停止しますが、すべてのNFSサービスの実行を保持します。 NFS共有を再度有効にするには、exportfs -rコマンドを使用します。 -
-v -
詳細なロギングを指定します。このログには、エクスポート中またはエクスポート解除中のファイルシステムに関する詳細情報が表示されます。
例2-1 /etc/exportsファイル内のすべてのディレクトリをエクスポート
/etc/exportsファイルに定義されているすべてのディレクトリ共有をエクスポートするには:
exportfs -a
例2-2 /etc/exportsファイルからの単一ディレクトリのエクスポート
/etc/exportsファイルから/var/projects/proj1ディレクトリのみをエクスポートするには:
exportfs /var/projects/proj1
例2-3 /etc/exportsファイルに定義されているディレクトリのエクスポート解除
/var/projects/proj1ディレクトリを/etc/exportsファイルからエクスポート解除するには:
exportfs -u /var/projects/proj1
例2-4 エクスポートされたすべてのディレクトリの詳細情報を表示
/etc/exportsファイルからエクスポートされるすべてのディレクトリの詳細情報を表示するには:
exportfs -v
exportfsコマンドの詳細は、exportfs(8)、exports(5)およびshowmount(8)のマニュアル・ページを参照してください。