機械翻訳について

3 NFS共有のマウント

クライアントにNFS共有をマウントする方法について説明します。

NFS共有をマウントすると、クライアント・システムは、ローカル記憶域にあるかのように、ネットワークを介して共有ディレクトリにアクセスできます。

NFS共有のマウントの詳細は、mount(8)nfs(5)およびshowmount(8)のマニュアル・ページを参照してください。

  1. nfs-utilsをインストールします。

    まだインストールされていない場合は、nfs-utilsパッケージをインストールします。

    sudo dnf install nfs-utils
  2. NFSサーバーのエクスポートされたディレクトリを一覧表示します。

    NFSサーバーがエクスポートするディレクトリのリストを表示します。 たとえば:

    sudo showmount -e host01.mydom.com

    前述のコマンドの出力は、次のようになります。

    Export list for host01.mydom.com
    /var/folder 192.0.2.102
    /usr/local/apps *
    /var/projects/proj1 192.168.1.0/24 mgmtpc

    ノート:

    一部のサーバーは、エクスポートのリストの問合せを受け入れません。

  3. エクスポートされたディレクトリをマウントします。

    使用可能なマウント・ポイントにエクスポートされたNFSディレクトリをマウントします。 たとえば:

    sudo mount -t nfs -r -o nosuid host01.mydoc.com:/usr/local/apps /apps

    この例では、読取り専用権限でhost01.mydoc.comによってエクスポートされた/usr/local/appsディレクトリを/appsにマウントします。 nosuidオプションは、setuidプログラムを実行することで、リモート・ユーザーがより大きな権限を取得できないようにします。

    ヒント:

    通常、-t(または--type)のnfsオプションは省略でき、mountコマンドはファイル・タイプを推測します。

  4. (オプション)システムのブート時にNFS共有をマウントします。

    ブート時にNFS共有をマウントするようにシステムを構成するには、次の例に示すように、共有のエントリを/etc/fstabファイルに追加します:

    host01.mydoc.com:/usr/local/apps      /apps      nfs      ro,nosuid  0 0