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1 OCFS2について

OCFS2 (Oracle Clusterファイル・システム・バージョン2)は、クラスタでの使用を目的とした汎用共有ディスク・ファイル・システムです。 OCFS2は、高パフォーマンスと高可用性を提供します。 OCFS2ボリュームは、クラスタ化されていないスタンドアロン・システムにマウントすることもできます。

Oracle Clusterファイル・システム・バージョン2 (OCFS2)は、Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)リリース6 (UEK R6)以降、Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)リリースでのみ使用できます。

OCFS2を使用すると、次のような利点があります。

  • reflinkコマンドをOCFS2とともに使用して、個々のファイルのコピー・オン・ライト・クローンを作成できます。 cp --reflinkコマンドは、Btrfsファイル・システムの場合と同様にも使用できます。 通常、これらのクローンを使用すると、仮想マシン(VM)イメージやLinuxコンテナなど、類似するファイルのコピーを格納するときにディスク領域を節約できます。

    ノート:

    reflinkコマンドを使用すると、結果のファイル・システムは元のファイル・システムのクローンになります。つまり、それらのUUIDは同一です。 reflinkコマンドを使用してクローンを作成する場合は、tunefs.ocfs2コマンドを使用してUUIDを変更する必要があります。 ボリューム・パラメータの問合せおよび変更を参照してください

  • ローカルのOCFS2ファイル・システムをマウントすると、後で変換を必要とせずにファイル・システムをクラスタ・ファイル・システムに移行できます。

  • OCFS2は、ローカル・ファイル・システムのセマンティクスを提供します。 したがって、ほとんどのアプリケーションではOCFS2を使用できます。 クラスタ対応のアプリケーションは、多くのクラスタ・ノードのキャッシュ・コヒーレント・パラレルI/Oを使用して、クラスタ全体のアクティビティのバランスをとることができます。また、使用可能なファイルシステム機能を使用して、ノードに障害が発生した場合に別のノードでフェイルオーバーおよび実行することもできます。