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NVMe/FCデバイスについて

NVMe/FCは、ファイバ・チャネル・ネットワーク上のNVMeホストおよびNVMe SSDストレージ・デバイスを管理するためのプロトコルです。 NVMe/FCには、光ファイバ・ケーブル配線、NVMe/FC対応のインタフェース・アダプタ、NVMe/FC対応のネットワーク・スイッチなどのインフラストラクチャが必要です。 ファイバ・チャネル・ネットワークは、通常、iSCSIと比べてスループットが向上し、レイテンシが短縮され、パフォーマンスが向上します。

ホスト(NVMeイニシエータと呼ばれることが多い)は、ファイバ・チャネル・ネットワーク経由でストレージ・ターゲットにアクセスします。 ホストは、サーバー、VM、またはリモートNVMe/FCストレージへのアクセス・リクエストを開始できるNVMe/FCアダプタまたはソフトウェア・スタックが装備されている任意のデバイスです。 NVMeイニシエータには、ストレージがローカルにアタッチされているように見えます。

NVMeイニシエータおよびターゲットは、NVMeアダプタである専用のNVMe HBAを、ファイバ・チャネル・ネットワークに接続するポートとともに使用します。

イニシエータとターゲットを表すnvme connectコマンドのパラメータには、次のものがあります:

  • host-traddr: このパラメータは、ホスト・トランスポート・アドレスを指定し、イニシエータのアドレスを参照します。 アドレスまたは識別子は、ファイバ・チャネル・ファブリックへの接続に使用するホストのファイバ・チャネルHBAポートです。 このポートは通常、ローカル・ポートと呼ばれます。
  • traddr: このパラメータは、トランスポート・アドレスを指定し、1つ以上のNVMe SSDストレージ・デバイスをホストするターゲット・サーバーまたはコントローラのアドレスを参照します。 このポートは通常、リモート・ポートと呼ばれます。
ローカル・ポート・アドレスとリモート・ポート・アドレスは、次の要素を組み合せたものです:
  • World Wide Namespace Name (WWNN): これは、NVMeサブシステム内の各ネームスペースに割り当てられたグローバル一意識別子です。 NVMeプロトコルは、コマンドを正しいネームスペースにルーティングするときにWWNNを使用します。
  • World Wide Namespace Port (WWNP): これは、ネームスペースへのアクセスに使用するポートを指定するグローバル一意識別子です。 NVMeプロトコルは、WWNPを使用して、コマンドを適切なネームスペース・デバイスにルーティングします。

ローカル・ポート・アドレスとリモート・ポート・アドレスの組合せを問い合せると、NVMeストレージ・デバイスを表す使用可能なターゲット・ネームスペースを検出できます。 ストレージ・デバイスのネームスペースを特定したら、ローカル・ポート・アドレスとリモート・ポート・アドレスをデバイスのネームスペースと組み合せて、ホストをターゲットNVMeストレージ・デバイスに接続できます。

NVMe仕様の詳細は、https://nvmexpress.org/specifications/を参照してください。