Oracle Linuxのディスク・パーティション
Oracle Linuxでは、rootファイル・システム用に1つのパーティションが必要です。 さらに、他の2つのパーティションは通常、スワップ領域とブート・ファイル・システム用に予約されています。 x86およびx86_64システムでは、ブート時にシステムBIOSがディスクの最初の1024シリンダのみにアクセスできます。 ディスク上のこの領域に個別のブート・パーティションを構成すると、GRUBブート・ローダーは、カーネル・イメージおよびシステムのブートに必要な他のファイルにアクセスできるようになります。
マスター・ブート・レコード(MBR)を持つハード・ディスクの場合、パーティション化スキームは最大4つのプライマリ・パーティションをサポートします。 また、プライマリ・パーティションは、さらに最大11個の論理パーティションに分割できます。 論理パーティションを含むプライマリ・パーティションは拡張パーティションと呼ばれます。 MBRスキームは最大2TBのディスクをサポートします。
GUIDパーティション表(GPT)があるハード・ディスクには、最大128個のパーティションを構成できます。 GPTパーティション・スキームでは、拡張パーティションまたは論理パーティションの概念は使用されません。 ディスクのサイズが2TBより大きい場合は、GPTを使用してデバイスのパーティションを構成します。
ノート:
ブロック・ストレージ・デバイスをパーティション化するときは、プライマリ・パーティションと論理パーティションを1MB (1048576バイト)境界に配置してください。 パーティション、ファイル・システム・ブロックまたはRAIDストライプが不適切に配置され、基礎となるストレージのセクターまたはページの境界と重なる場合、デバイス・コントローラは、適切な配置が使用されている場合の2倍の数のセクターまたはページを変更します。 この推奨事項は、ハード・ディスク・ドライブ、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ストレージ・アレイのLUN、ホストRAIDアダプタなど、ほとんどのブロック・ストレージ・デバイスに適用されます。