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マルチパス構成ファイルの操作

/etc/multipath.confファイルを介して、システム環境の設定に従ってマルチパスをカスタマイズする定義の組合せを追加できます。 コメント付きの構成例は、/usr/share/doc/device-mapper-multipath/multipath.confから取得できます。

/etc/multipath.confファイルは、次の一般的なセクションに分かれています。

defaults

devicesセクションの設定によってオーバーライドされるデフォルトのマルチパス設定を定義します。 また、devicesセクションの定義は、multipathsセクションの設定によってオーバーライドできます。

blacklist

マルチパス・トポロジ検出から除外されるデバイスを定義します。 除外されたデバイスはマルチパス・デバイスには組み込まれません。

この例では、デバイスの除外に使用できる様々な方法(WWID (wwid)による方法およびデバイス名(devnode)による方法)を示しています。

blacklist_exceptions

デバイスがblacklistセクションに暗黙的または明示的にリストされている場合も、マルチパス・トポロジ検出に含めるデバイスを定義します。

multipaths

WWIDで識別されるマルチパス・デバイスの設定を定義します。

alias属性には、WWIDまたはマルチパス・グループ番号に基づく名前ではなく、/dev/mapperに表示されるマルチパス・デバイスの名前を指定します。

devices

ストレージ・コントローラの個々のタイプの設定を定義します。 各コントローラ・タイプは、vendorproductおよびオプションのrevision設定で識別され、これがデバイスのsysfsの情報と一致する必要があります。

DM-Multipathのサポート対象としてリストされていないストレージ・デバイスを追加するには、/sys/block/device_name/devicevendormodelおよびrevファイルからベンダー、製品およびリビジョンの情報を取得します。

/etc/multipath.confの次のエントリは、指定のWWIDのiSCSI LUNにアクティブ/パッシブ・マルチパス化を設定するのに適しています。

defaults {
    user_friendly_names    yes
    uid_attribute          ID_SERIAL
}

multipaths {
    multipath {
        wwid 360000970000292602744533030303730
    }
}

このスタンバイ・フェイルオーバー構成では、iSCSIイニシエータでネットワーク・インタフェースに障害が発生した場合、残りのアクティブなネットワーク・インタフェースを介してI/Oが続行されます。

ノート:

/etc/multipath.confを編集した場合は、multipathdサービスを再起動してファイルが再度読み取られるようにします。

sudo systemctl restart multipathd

/etc/multipath.confの構成エントリに関する詳細は、multipath.conf(5)マニュアル・ページを参照してください。