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データ型の制限事項

このトピックでは、サポートされているデータ型、その説明および制限事項を示します。

管理者またはセマンティック・モデルの開発者は、この情報を使用して特定のデータ型が特定の列または値セットに適しているかどうかを評価したり、データ型が必要な値をすべて表すことができるかどうかを判断できます。

たとえば、OracleデータベースのINTEGER列では、非常に広範囲の値(10進数で最大38桁まで)がサポートされていますが、Oracle AnalyticsINTEGERデータ型は、データ・オーバーフロー(切捨て)問題を発生させずに最大9桁まで保持できる32ビットのバイナリ整数型です。 列で[-2,147,483,648, 2,147,483,647]の範囲の値を保持する場合、INTEGERデータ型を使用する必要があります。 しかし、この列にこの範囲を超える値が格納される場合は、NUMERICVARCHARなどの別のデータ型を使用する必要があります。

列の予期される値の範囲を表すことができる最小(バイト数)のデータ型を選択します。 このようにデータ型を選択すると、キャッシュ・ファイルや一時ファイルなどについてOracle Analytics問合せエンジンで消費されるメモリー容量およびディスク領域量が減ります。

データ型 制限事項

BIG INT

JDBCおよびセマンティック・モデラーではこの型がサポートされていません。したがって、Oracle AnalyticsではBIG INT型が完全にはサポートされていません。 BIG INT型は、Cのint64データ型と同じになるよう意図されています。

BINARY

Oracle Analyticsでは、BINARY型が完全にはサポートされていません。 Oracle Analyticsでは、データ型がBINARYの列のフェッチのみサポートされています。 Oracle Analytics問合せエンジンでは、bindパラメータまたはinsert文でBINARY型がサポートされていません。

BIT

Oracle Analyticsでは、BIT型が完全にはサポートされていません。 ブール・データを表すには、かわりにINT型またはCHAR型を使用する必要があります。

CHAR

CHAR型の値は常に、データ型で指定された長さと等しくなるように後ろに空白文字が埋め込まれます。 CHAR型では、Unicode値がサポートされます。

DATE

DATE型は、年、月および日の構成要素のみを表します。 OracleのDATEデータ型のように、時間、分または秒を表しません。

DECIMAL

DECIMAL型は、NUMERIC型と同じです。

DOUBLE

DOUBLE型は、IEEE 754 64ビット倍精度バイナリ浮動小数点データ型と同じです。 内部ストレージは8バイトです。 仮数は53ビットを占有します(符号ビットを含む)。 そのため、精度は10進数で約16桁に制限されます。 指数は11ビットを占有します。 指数の範囲は、10進数値として約±307です。

浮動小数点の制限事項を参照してください。

INTEGER

INTEGER型は、符号付きバイナリ整数データ型で、4バイトを占有します。 表現可能な最大値は2,147,483,647、最小値は-2,147,483,648です。

FLOAT

FLOAT型は、IEEE 754 32ビット単精度バイナリ浮動小数点データ型と同じです。 内部ストレージは4バイトです。 仮数は24ビットを占有します(符号ビットを含む)。 そのため、精度は10進数で約7桁に制限されます。 指数は8ビットを占有します。 指数の範囲は、10進数値として約±38です。

浮動小数点の制限事項を参照してください。

LONGVARBINARY

LONGVARBINARY型では、最大32,678バイトまでサポートされます。

LONGVARCHAR

LONGVARCHAR型では、最大32,678バイトまでサポートされます。 LONGVARCHAR型とVARCHAR型の両方で、Unicode値がサポートされます。

NUMERIC

NUMERIC型は、真の10進データ型で22バイトを占有します。 内部表現と制限事項は、Oracle NUMBERデータ型と同じです。

NUMERIC型では、1 x 10^-130から9.999...9 x 10^125までの範囲で、最大38有効桁の正数がサポートされます。 精度とスケールは、セマンティック・モデルに格納されません。 スケールは、10と想定されます。

REAL

REAL型の説明と制限事項はFLOAT型と同じです。

SMALLINT

SMALLINT型は、Oracle Analytics問合せエンジンではINTEGER型として内部的に表され、INTEGERデータ型と同じ制限事項があります。

TIME

TIME型は、時間、分および秒の構成要素のみを表します。

TIMESTAMP

TIMESTAMP型は、年、月、日、時間、分および秒の構成要素を表します。 プラットフォームのデータ・ソースによっては、小数秒もサポートできます。

TINYINT

TINYINT型は、Oracle Analytics問合せエンジンではINTEGERとして内部的に表されます。 TINYINT型とINTEGER型の制限事項は同じです。

VARBINARY

VARBINARY型は、LONGVARBINARY型のかわりに使用できます。 VARBINARY型とLONGVARBINARY型の制限事項は同じです。

VARCHAR

VARCHAR型は、LONGVARCHAR型のかわりに使用できます。 VARCHAR型とLONGCARCHAR型の制限事項は同じです。

セマンティック・モデラーを使用すると、最大文字長2,147,483,647を入力できます。 ただし、実際にサポートされている最大長は32,678です。