ステップ5: トリガーの登録

このステップでは、Oracle Content Managementトリガーの登録方法を確認します。このトリガーは、コンポーネントの設定パネルのリンク・タブで「トリガー・アクション」オプションを使用して選択できます。

トリガーは、Oracle Content Managementコンポーネント間通信の一部です。すべてのコンポーネントは、トリガーをいくつでも発生させることができます。コンポーネントは、トリガーのためにペイロードを提供できます。それはその後、トリガー発生時に実行される、アクションに渡されます。ユーザーは、トリガーごとにどのアクションを実行する必要があるかを選択できます。最終的に、連携するよう構築されているコンポーネントでは、ユーザーがコンポーネント間のやり取りを定義する必要なく、自動的にトリガーを発生させて、他のコンポーネント上でアクションを実行できます。

追加したコンポーネントの場合、トリガーは、コンポーネントの登録データの一部として登録されます。トリガーを追加するには、コンポーネントがサポートする各トリガーで"triggers"プロパティ配列を更新します。また、ペイロード内の値をアクションでサポートされているプロパティにマップ可能になるようにユーザー・インタフェースを作成できるよう、トリガーでサポートされているペイロードを指定する必要があります。

appinfo.jsonファイルを開き、"triggers":[],エントリを確認します。

"triggers": [{
    "triggerName": "imageClicked",
    "triggerDescription": "Image clicked",
    "triggerPayload": [{
      "name": "payloadData",
      "displayName": "Trigger Payload Data"
   }]
}],

このエントリでは、次のものが表示されます。

triggerName、"imageClicked"。これは一意の値である必要があり、通常はカスタム・コンポーネントIDによって名前が付きます。
triggerDescription、"Image clicked"。トリガーを表示するためにユーザー・インタフェース・ダイアログで使用されます。
トリガーの単一値triggerPayload、"payloadData"。ユーザーは、このペイロード内のエントリを選択し、それらをアクション内のフィールドにマップできます。

ステップ5の結果の確認

コンポーネントの「設定」パネルの「リンク」タブに移動すると、トリガーを表示および選択できます。

サイト・ビルダーがコンポーネントへの変更を選択できるように、サイト内のページをリフレッシュします。
ページを編集モードにします。
コンポーネントをページにドラッグ・アンド・ドロップします。
コンポーネントに対する「設定」パネルを開きます。
「設定」パネル上部にある「リンク」タブを選択します。
「リンク・タイプ」として「トリガー・アクション」をクリックします。
登録した「Image clicked」トリガーをクリックします。
ダイアログで、「ページ・アクション」セクションから「アラートの表示」アクションをドラッグします。 (ページ・アクションは、Oracle Content Managementによって提供される組込みアクションです。)
「メッセージ」フィールドで、「ペイロード・データのトリガー」値を選択します。これは、トリガー登録時に表示したペイロードのエントリ名です。これは、希望する名前に変更できます。

これで、トリガーを登録し、値を経由して組込みのアクションにマップできるようになりました。次のステップでは、トリガーを生成してアクションを実行する方法を確認します。

「ステップ6: トリガーの生成」に進みます。