Oracle E-Business Suiteとの統合
Publisherでは、E-Business Suiteセキュリティを使用して、ユーザーがE-Business Suite資格証明でPublisherにログインできるようにすることができます。Publisherのセキュリティ統合機能により、ユーザーのE-Business Suiteの職責とorg_idの組合せが認識されます。
ユーザーは、ログイン時に、職責を選択するように求められます。ユーザーがE-Business Suiteのデータ表に対してレポートを実行すると、ユーザーの職責とorg_idの組合せに基づいてデータがフィルタ処理されます。ユーザーは、「アカウント」ダイアログを使用して、ログイン中に職責とレポート組織を切り替えることができます。
E-Business Suiteセキュリティと統合すると、E-Business Suiteの職責がPublisherセキュリティ・センターにロールとして表示されます。その後、Publisherのカタログ権限とデータ・アクセス権限を、インポートしたロールや職責に追加できます。「Publisherのユーザー、ロールおよび権限の概要」を参照してください。
PublisherをOracle E-Business Suiteと統合するには、次の手順を実行します。
ノート:
ユーザーはE-Business Suiteインスタンスに格納されているレポートにアクセスしたり実行することはできません。レポートはPublisherカタログに存在している必要があります。E-Business Suiteのデータ・セキュリティは、Publisherがレポート・データを取得するためにE-Business Suiteのデータ表にアクセスしたときに適用されます。
Publisherは、DBCファイルに格納された情報を利用してE-Business Suiteインスタンスに接続します。このファイルへのアクセス権限があることを確認してください。DBCファイルは、通常、$FND_SECUREディレクトリの下にあります。