関数の挿入

チャートやデータ表を挿入せずに、インサイトに関連するプロパティのみを抽出して表示するための関数を挿入できます。

インサイト詳細を表示するための関数の挿入は、Microsoft Excelでのみ使用できます。

インサイト詳細を表示するための関数を挿入するには:

  1. Excelシートを開き、IPMインサイトを含むビジネス・プロセスに接続します。
  2. Smart Viewパネルで、アプリケーション名を右クリックし、「IPMインサイト」をクリックします。

    アクション・パネルで「詳細」をクリックし、「IPMインサイト」をクリックすることもできます。「IPMインサイト」ダイアログには、アプリケーションで生成された使用可能なすべてのインサイトが表示されます。

  3. 「IPMインサイト」ダイアログで、インサイトを選択し、「関数の挿入」をクリックします

    セルに#NEED_REFRESHメッセージが表示されます。

  4. Smart Viewリボンで「リフレッシュ」をクリックします。

    次のプロパティが表形式で表示されます:

    • 詳細: インサイト文の概要を示します。
    • タイプ: インサイトのタイプ(異常、プレディクション、または予測の差異と偏向)を示します。
    • POV: インサイトに関連するPOV値を示します。
    • 影響パーセンテージ: 通常の値からの相対的な偏差または影響度をパーセンテージで示します。この値は、パーセントのフォーマットではなく小数を含む数値のフォーマットで表示されます(たとえば、44%ではなく0.44)。必要に応じて、値にフォーマットを適用できます。
    • 影響値: インサイトの偏差の絶対値を示します。
    • 優先度: インサイトのカテゴリを示します(優先度は高、中、低)。
    • 異常ポイント/偏向: 異常/偏向が特定されたデータ・ポイントを示します。

    インサイトに関連する詳細を取得するために使用されるHsGetInsight関数が式バーに表示されることを確認します。構文は次のとおりです。 

    =HsGetInsight("URL|Application","2")

    ノート:

    Microsoft Excel 2019を使用している場合は、HsGetInsight関数を使用して、一度に1つのインサイト・プロパティのみを挿入できます。「詳細」プロパティが、前述のプロパティの完全なリストのかわりにデフォルトで挿入されます。これは、Excel 2019では、完全なリストを挿入するために必要な動的配列出力がサポートされていないためです。他のプロパティを挿入する場合は、次のステップで説明するプロセスを使用します。

  5. オプション: 前述のリストから特定のプロパティのみを挿入するには、式バーのHsGetInsight関数を変更します。

    たとえば、POVのみを挿入するには、次のように3番目のパラメータ"POV"を閉じカッコの前に追加します: 

    =HsGetInsight("http://<servername:port>|Vision","2","pov")

    ノート:

    • 入力するパラメータのスペルが正しいことを確認してください。たとえば、"detail"ではなく"details"と入力すると、正しくないパラメータが無視され、デフォルトの関数出力が表示されます。
    • HsGetInsight関数をアド・ホック・シートに挿入すると、1つのパラメータのみが挿入されます。アド・ホック・シートに関数を挿入しないことをお薦めします。必要な場合は、必要な特定のパラメータを1つのみ含めるように、式バーの関数を変更します。複数のパラメータが必要な場合は、関数ごとに定義された特定のパラメータを使用して複数のHsGetInsight関数を挿入することを検討してください。
  6. オプション: シートを保存し、挿入された関数をリフレッシュして最新の値を表示できます。「インサイトの保存およびリフレッシュ」を参照してください。