FastFormulaを使用したジョブ応募計算済フィールドの計算
FastFormulaを使用して、ジョブ応募で収集されたデータに基づいて計算済フィールドを計算できます。 計算済フィールドは、ジョブ応募グリッド・ビューおよびジョブ応募内の「その他情報」タブに表示されます。
「採用ジョブ応募計算済フィールド」タイプのFastFormulaの作成
FastFormulaタイプは、「採用ジョブ応募計算済フィールド」を使用して作成します。
開始する前に
- 「採用候補者選択プロセス」タイプのFastFormulaでサポートされるすべてのデータベース・アイテムを使用できます。 データベース・アイテムの完全なリストは、My Oracle Supportのスプレッドシート『Database Items for Oracle Recruiting Cloud Fast Formulas』(ID 2723251.1)を参照してください。
 - FastFormulaの戻り値をCONDITION_MESSAGEに格納する必要があります。
 
実行方法
- 「設定および保守」作業領域で、「FastFormula」タスクを使用します。
 - 「FastFormula」ページで、「処理」メニューの「作成」を選択します。
 - 
                「FastFormulaの作成」ページで:
                
- Formulaの名前を入力します。
 - 「タイプ」フィールドで、「採用ジョブ応募計算済フィールド」を選択します。
 - 必要に応じて他のフィールドに入力します。
 
 - 「続行」をクリックします。
 - 「Formulaテキスト」セクションにFormulaの詳細を入力します。
 - 「コンパイル」をクリックします。
 - 「保存」をクリックします。
 
値を格納する拡張可能フレックスフィールドの作成
拡張可能フレックスフィールド(EFF)を使用して、計算済フィールド値を格納します。
EFFのコンテキストを作成する場合:
- 「動作」フィールドを「単一行」に設定します。
 - コンテキスト使用を「候補者応募の使用コード」に設定することをお薦めします。
 
EFFのコンテキスト依存セグメントを作成する場合:
- 「データ型」フィールドを「文字」(VARCHAR2).に設定します
 - 「値セット」フィールドを5文字以上150文字以下に設定します。 これは、ジョブ応募グリッド・ビューのEFF列に表示できる最大文字数です。
 - 「プロパティの表示」セクションで「読取り専用」を選択して、採用ユーザーがジョブ応募の「その他情報」タブの計算済フィールドを編集できないようにします。
 - フレックスフィールド・セグメントに検証を設定することはお薦めしません。
 
- 「設定および保守」作業領域で、タスク「拡張可能フレックスフィールドの管理」を検索します。
 - 「拡張可能フレックスフィールドの管理」ページで、「個人その他情報」という名前を検索します。
 - 「検索結果」セクションで、「編集」アイコンをクリックします。
 - 拡張可能フレックスフィールドの編集: 個人EIT情報ページで、「コンテキストの管理」ボタンをクリックします。
 - コンテキストの管理ページで、「検索結果」セクションの「作成」アイコンをクリックします。
 - 
                「コンテキストの作成」ページで、コンテキストを構成します。 
                
- 「表示名」、「コード」、「API名」、「動作」の値を入力します。 動作を「単一行」に設定する必要があります。
 - 「コンテキスト使用方法」タブで、「作成」アイコンをクリックしてコンテキストの使用方法を定義します。 「候補者応募の使用コード」を選択して、ジョブ応募の採用担当者に情報を表示することをお薦めします。
 
 - 「保存」をクリックします。
 - 
                「コンテキスト依存セグメント」セクションで、「作成」アイコンをクリックして、コンテキストに属性を追加します。 
                
- 「データ型」フィールドで、「文字」を選択します。
 - 「値セット」フィールドについては、最大150文字です。
 - 「プロパティの表示」セクションで、「読取り専用」を選択します。
 
 - 「保存してクローズ」をクリックします。
 - 「コンテキストの編集」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。
 - 「コンテキストの管理」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。
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                コンテキストが作成されたら、それを「個人その他情報」カテゴリに添付する必要があります。
                
- 「拡張可能フレックスフィールドの編集: 個人その他情報」ページで、「個人その他情報」カテゴリを選択します。
 - 「関連コンテキスト」タブで、「選択して追加」アイコンをクリックします。
 - 作成したコンテキストを検索します。
 - 「OK」をクリックします。
 
 - 
                次に、既存のページまたは新しいページに、コンテキストを追加する必要があります。 
                
- 「拡張可能フレックスフィールドの編集: 個人その他情報」ページで、「ページ」タブをクリックします。
 - ページを選択するか、新しいページを作成します。
 - 「保存」をクリックします。
 - 関連コンテキストの詳細セクションで、「選択して追加」アイコンをクリックして、コンテキストをページに関連付けます。
 - 「OK」をクリックします。
 
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                フレックスフィールドをデプロイして、使用できるようにする必要があります。
                
- 「拡張可能フレックスフィールドの管理」ページで、「個人その他情報」という名前を検索します。
 - 「フレックスフィールドのデプロイ」をクリックします。
 
 
ジョブ応募計算済フィールドの構成
「採用ジョブ応募計算済フィールド」のFastFormulaを、作成したEFFにマップして、計算済フィールドを構成する必要があります。 マップされたフィールドのみが計算されます。
候補者選択プロセスへの「計算されたフィールドの計算」処理の追加
候補者選択プロセスに「計算されたフィールドの計算」処理を追加できます。 これにより、処理を追加した選択プロセスのフェーズと状態に候補者が到達すると、ジョブ応募グリッド・ビューで計算済フィールドが自動的に計算されます。
「計算されたフィールドの計算」処理は非同期であり、計算を実行するにはスケジュール済プロセス「採用候補者選択プロセス処理の実行」を実行する必要があります。 プロセスが完了すると、計算された値がジョブ応募リストに表示されます。
候補者リストの管理(IRC_MANAGE_CANDIDATE_JOB_APPLICATION_LISTS)権限を持つ採用ユーザーは、ジョブ応募リストおよびジョブ応募内で使用可能な「計算されたフィールドの計算」処理を使用して、計算済フィールドを手動で計算できます。 採用ユーザーがジョブ応募リストから「計算されたフィールドの計算」処理を追加すると、最大10件のジョブ応募を選択してリアルタイムで処理を実行できます。 10件を超えるジョブ応募を選択すると、処理がバックグラウンドで処理されて、処理が完了すると通知されます。