ユーザー・ステータスおよび遷移
契約には、そのライフサイクルの特徴を示す事前定義済ステータスがあります。 さらに、ユーザー・ステータスとその遷移を定義できます。
たとえば、契約マネージャとして、「Legal(法的)」と「Financial(財務)」、「Accounts(アカウント)」などの適切なチームによるセクションの徹底的なレビューのために、契約を渡すことができます。 これは、定義したユーザー・ステータスおよびトランジションを使用して実行できます。
ユーザー・ステータスおよび遷移の定義
ユーザー・ステータスおよびトランジションの管理の契約設定タスクを使用して、これらのユーザー・ステータスとそのトランジションを定義し、変更を保存します。
状態ベースのイベント・モデルの設定
イベント・モデル設定タスクを使用して、ビジネス・オブジェクトoracle.apps.contracts.coreAuthoring.contractService.view.ContractHeaderVOのイベントおよびアクションを作成します。
これらのイベントを、ユーザー遷移の「至」状態と「自」状態にそれぞれ設定します。 事前定義済の状態については、使用可能なイベントおよびアクションから選択できます。 処理の一例はGroovyスクリプトです。
この新しい状態ベースのイベント・モデルを保存し、これを使用できる条件または契約タイプを指定します。 指定した条件の契約の場合、作成したユーザー・ステータスおよび遷移は処理メニュー・アイテムとして使用できます。 これらの処理メニュー・アイテムを使用して、承認のために契約を発行する前に、レビューのためにチーム間で契約を渡すことができます。
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ユーザー・ステータスおよび遷移は、イベント・モデルで定義された条件を満たす契約にのみ適用されます。 契約テンプレートには使用できません。
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イベントおよびアクションを作成するために、Oracleでは、新しいイベント・モデルを作成するのではなく、既存のイベント・モデルを使用することをお薦めします。
この図は、ユーザー・ステータスとその遷移を示しています: