レポートの書式設定に関する考慮事項
Global Payrollは、すべてのレポート要件を満たす各種レポートおよび抽出を提供します。
このトピックでは、給与計算レポートのパフォーマンスおよびレポート出力を向上させるために使用できるオプションを示します。
数値書式設定
「単位」(UOM)オプションを使用して、数値の書式設定方法、および給与レポートでの単位定義に基づくバランス値の表示方法を定義します。
給与レポートで、時間および金額の精度または小数値を書式設定できます。 通貨は、常にセパレータの後に2つの小数値(151.25や130.10など)として表示されます。 ゼロは切り捨てられません。
ただし、給与計算レポート出力にMS Excelを使用し、ローカル コンピュータで出力を表示する場合、MS Excelはローカル コンピュータの設定に基づいて独自のフォーマットを行います。 MS Excel、PDF、Textのさまざまな出力形式にわたって一貫性を保つために、マシンの設定がUOM定義と一致していることを確認します。
給与レポートのすべての時間を表示
- 総支給額と差引支給額レポート
- 定期給与計算処理レポート
- 給与バランス・レポート
- 給与登録レポート
このパラメータのデフォルト値は「いいえ」で、標準勤務時間と一致するように、通常支給または標準支給項目および休暇欠勤支給からの時間数のみがレポートに含まれます。 「はい」を選択すると、これらの給与レポートで副支給項目およびその他のエレメント分類から時間をレポートできます。
給与レポート出力の圧縮
給与レポート出力およびログ・ファイルの大きいファイルを圧縮してから、UCMサーバーにアップロードします。
レポートを実行する前に、プロセス構成グループを作成し、プロセス構成パラメータ「圧縮出力UCMにアップロードする前にレポート出力を圧縮」をプロセス構成グループに追加します。 このプロセス構成グループを使用して、レポートを実行し、レポート出力ファイルを圧縮します。
レポートを実行するときに、フロー発行ページでこのプロセス構成グループを選択します。 フローが完了したら、圧縮ファイルのチェックリスト結果UIの「出力ファイル」セクションを確認します。
XMLデータのチャンク化
- 最新プロセスの給与計算処理レポート
- 最新プロセスの法定控除項目登録
- 最新プロセスの給与登録レポート
- 原価計算結果(抽出ベース)レポート
XMLデータ・チャンク化により、大量のデータを処理するために使用される時間とメモリーが削減されます。 大量のレポート出力データは、より小さく管理しやすいチャンクに分割され、パラレル処理が可能になります。 これらのチャンクは、後で単一のレポート出力にマージされます。 この機能は、1 GBより大きいレポート・サイズにのみ使用することをお薦めします。
BI Publisherで大量のXML抽出出力を複数の小さいチャンクに分割できるように、給与プロセス構成グループを作成します。 この構成グループを使用して、レポートを実行します。
給与レポートのジョブ優先度の設定
BIサーバーでの給与レポートの優先度は、デフォルトで「標準」に設定されているため、レポートがクリティカルであるか非クリティカルであるかに関係なく、先入れ先出しで処理されます。
- BIサーバーの以前のジョブに関するパフォーマンスの問題
- BIサーバーのオーバーロード
- BIサーバーの誤動作
レポート・ジョブで問題が発生し、手動で介入して問題を解決するまで待ち状態のままです。 給与計算などの期限が切れた重要なプロセスでは、EFT、小切手支払、給与明細などの重要な支払ジョブを中断することなく処理する必要があります。
- BIカタログのレポートに移動します。
- 「編集」をクリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 「レポート・プロパティ」ウィンドウの「一般」タブで、「ジョブ優先度」フィールドで「クリティカル」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
レポートをクリティカルとして設定すると、BIサーバーに問題があるときや、プロセス内の以前のレポート・ジョブでパフォーマンスの問題が発生したときに失敗する可能性が低くなります。