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グローバル関数

グローバル関数は、複数のオブジェクトで共有するコードに役立ちます。 アプリケーション・コンポーザで式ビルダーを使用してGroovyスクリプトを記述する場合は、グローバル関数を使用します。

一部のグローバル機能はクラウド・サービスで提供され、すぐに使用できます。 または、新しいグローバル関数を定義できます。

このトピックには、次の内容が含まれます。

• アプリケーション・コンポーザで提供される事前定義済グローバル機能のリストを提供します。

• 新しいグローバル機能の定義方法について説明します。

グローバル機能の詳細は、Groovyスクリプト・リファレンス・ガイドを参照してください。 スクリプトでグローバル関数を使用する方法の詳細は、「グローバル関数でのユーティリティ・コードの定義」を参照してください。

事前定義されたグローバル関数の例

この表は、アプリケーション・コンポーザで使用するために用意されているグローバル機能を示しています。

重要:

これらのグローバル関数は、式ビルダーでは選択できません。 代わりに、これらの関数を使用するには、次の表の説明に従って完全なパッケージ名を使用して、関数名をスクリプトに手動で入力します。

グローバル関数	説明
encodeURL()	指定されたエンコーディング・スキームを使用して、変換されたURLエンコード・フォーマット文字列を返します。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crmCommon.extensibility.content.adf.data.context.DynamicURLUtil.urlEncode(value, encodingStyle)
getCurrencyRate()	指定した日付で、ある通貨から別の通貨への通貨換算レートを返します。 最初の引数は換算元通貨コードです。 2番目の引数は、通貨コード:至です。 3番目の引数は換算レート日です。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crmCommon.extensibility.content.adf.data.util.ExtensibilityGroovyUtil.getCurrencyRate()
getEndDate()	この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crm.service.svcMgmt.fwk.model.util.SvcPublicDueDateutil.getEndDate(startTime, duration, durationUnit, scheduleId)
getObjectURL()	特定の行についてクラシック・オブジェクト詳細ページのURLを返します。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crmCommon.extensibility.content.context.ObjectURLGroovyWrapper.getObjectURL(entityName, primaryKey)
getResourceUserPartyId()	指定されたユーザー名のpartyIdを取得するグローバル・メソッド。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.cdm.foundation.publicModel.common.util.HzGroovyUtil.getResourceUserPartyId(userName)
getSession()	ノート: このグローバル関数の使用は非推奨です。
getTrustToken()	Oracle Platform Security Servicesトラスト・トークンを返します。 トークンは4時間有効です。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.fnd.applcore.common.SecuredTokenBean().getTrustToken()
getUserPartnerCompanyId()	ユーザーがパートナ・ユーザーの場合、ログイン・ユーザーのパートナ会社のparty_IDを返します。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.cdm.foundation.publicModel.common.util.HzSessionUtil.getUserPartnerCompanyId()
getUserPartyId()	ログイン・ユーザーのParty_IDを返します。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.cdm.foundation.publicModel.common.util.HzSessionUtil.getUserPartyId() 「Groovyスクリプトでサポートされるクラスおよびメソッド」を参照してください。
getUserPrimaryBU()	ログイン・ユーザーのプライマリ・ビジネス・ユニットを返します。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.cdm.foundation.publicModel.common.util.HzSessionUtil.getUserPrimaryBU()
getUserProfile()	ノート: このグローバル関数の使用は非推奨です。 かわりに、SecurityContextグローバル関数を使用してユーザー・プロファイルを取得します。
getUserRootResourceOrgId()	ログイン・ユーザーの組織階層ルート・リソース組織のorganization_IDを返します。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.cdm.foundation.publicModel.common.util.HzSessionUtil.getUserRootResourceOrgId()
omnichannelCancelWork()	この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crm.service.omnichannel.service.ExtnOmniChannelUtil.cancelWork( context, objectName, objectId, reason )
omnichannelPropertyChange()	この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crm.service.omnichannel.service.ExtnOmniChannelUtil.propertyChange( context, objectName, objectId, oldValues )
sendNotification1()	使用可能なすべての配信メソッドに通知を送信します。 通知プリファレンス・ページで、配信メソッド、メッセージ・テキストおよび受信者を構成できます。 トリガーの通知プリファレンスが存在する場合は、プリファレンスの値が優先されます。 最初の引数はADFオブジェクトです。 2番目の引数は、messageTextです。 3番目の引数はpartyIdです。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crm.service.notifications.util.NotificationUtil.sendNotificationFromGroovy(context.object, context.source, context.newValue, context.oldValue, messageText, recipientPartyId)
sendNotificationSimple1()	オブジェクト関数Groovyスクリプトから起動して、Bellチャネルに通知を送信します。 最初の引数はADFオブジェクトです。 2番目の引数は、messageTextです。 3番目の引数はpartyIdです。 この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crm.service.notifications.util.NotificationUtil.sendNotificationSimpleFromGroovy(context.object, context.source, messageText, recipientPartyId)
sendNotificationSimple2()	この関数を使用するには、その完全なパッケージ定義を使用します: oracle.apps.crm.service.notifications.util.NotificationUtil.sendNotificationSimpleFromGroovy(context.object, context.source, requestParameters)
serviceRegion()	この関数を使用するには、そのパッケージ定義全体を使用: oracle.apps.crm.service.svcMgmt.srMgmt.util.SvcUtil.getServiceRegion( partyId )

グローバル関数の定義

グローバル関数を定義するには:

1. アプリケーション・コンポーザで、リージョン領域に表示される「共通設定」ペインにナビゲートします。

2. 「グローバル関数」をクリックします。

   ノート:

   アクティブなサンドボックス内にある必要があります。

3. 「グローバル関数」ページで、「新規」をクリックします。

4. グローバル関数名と戻り値を指定します。

5. グローバル関数の説明と例を入力します。

6. オプションで、権限チェック・ボックスを選択します。

   実行時ユーザーがレコードを作成または更新する権限を持たないオブジェクトでこの関数が実行される場合、このボックスにチェックマークを入れます。 オブジェクトのデータへのアクセス権がないユーザーは、この関数を実行時に実行でき、完全なアクセス権を持ちます。 「サーバー・スクリプト」を参照してください: 特権スクリプトの詳細は、「説明」を参照してください。

7. オプションで、関数が呼び出されたときに呼び出し元が渡す必要がある1つ以上の型付きパラメータを指定します。

8. 関数の本文を指定します。

9. 機能を検証して保存します。