マスター参照地理の使用時の考慮事項
マスター参照地理は、地理的な境界およびタイプを定義および保守するための基盤として使用される、信頼できる単一ソースの地理データです。 これらの事前定義済の地理(国、都道府県、市区町村など)は、住所情報を格納し、エンタープライズ・アプリケーション・スイート全体で様々なビジネス・プロセスを推進する地理的階層を作成するために不可欠です。
この図は、Oracle Fusion Cloud Apllicationsで地理を操作する際に覚えておく必要がある点をグラフィカルに示しています。
マスター地理の操作に関する考慮事項:
- 「地理の管理」ページを使用してマスター地理を更新できますが、インポート管理を使用してマスター地理を更新することはできません。
- 国は事前定義されているため削除できません。 「地理の管理」ページを使用して、地理階層内の国の地理レベル(都道府県、市区町村など)を削除できます。
- 地理階層の国の地理レベル(都道府県、市区町村など)を削除する場合は、SCM、ERP、HCMなどのダウンストリーム・アプリケーションでのこれらの変更の影響を管理する必要があります。
- 地理レベルを削除すると、その地理階層内のすべての子も削除されます。 たとえば、都道府県に市区町村と郵便番号を定義し、都道府県を後で削除すると、この都道府県のすべての市区町村と郵便番号も削除されます。