第三者税金プロファイル・オプションの指定に関する考慮事項
顧客、顧客サイト、サプライヤおよびサプライヤ・サイトの第三者税金プロファイルを設定します。 第三者の設定方法が、トランザクションでの税金計算に影響を与えることがあります。
第三者税金プロファイルは次のもので構成されます。
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デフォルトおよび管理
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税務登録
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免税(顧客および顧客サイト専用)
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パーティ会計分類
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税金レポート・コード
銀行も第三者とみなされます。 銀行の作成時に、銀行レコードで指定されている税務登録番号がOracle Fusion Taxのパーティ税金プロファイル・レコードに追加されます。 銀行のパーティ税金プロファイルは、表示専用であるため変更できません。 変更できるのは銀行レコードのみです。
デフォルトおよび管理
次の表は、第三者税金プロファイル・レベルで使用可能なデフォルトと管理について説明しています。
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オプション |
説明 |
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税金適用の許可 |
パーティがサプライヤとして機能するたびに、このパーティの税金が自動的に計算されます。 たとえば、トランザクションでサプライヤとしての役割も果たす顧客に対して、このオプションを設定できます。 |
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相殺税の許可 |
リバース・チャージ、自己申告および消費者の使用税(米国)に対する第三者の買掛/未払金税債務を計算および記録します。 また、この第三者または第三者サイトのトランザクションに関連する税金の相殺税を設定するための関連タスクも実行する必要があります。 これには、税金レベルの「相殺税として設定」オプションの有効化と、構成所有者税金オプションの相殺税基準の選択が含まれます。 |
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端数処理レベル |
次の項目で端数処理を実行します。
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端数処理ルール |
課税トランザクションに含まれる値に対する端数処理の実行方法を定義するルール。 たとえば、次の最大値に切上げ、次の最小値に切下げまたは四捨五入です。 ノート:
構成所有者とイベント区分の組合せに対して、構成所有者税金オプション設定で端数処理優先度階層を定義した場合、Oracle Fusion Taxでは、該当する税金プロファイルの端数処理詳細が考慮されます。 |
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請求書の値を税込として設定 |
この第三者または第三者サイトは、請求書明細金額が税込金額である請求書を送受信します。 ノート:
このオプションは税金レベルでの税込処理設定より優先されますが、このオプションより税率レベルでの設定が優先されます。 |
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国、登録番号および税務登録タイプ |
この第三者または第三者サイトの税務登録についてのすべての税金レポートのデフォルトを設定します。 税務登録設定を完了する必要があります。 |
税務登録
必要に応じて、特定の税規制やレポート要件をサポートするために、顧客およびサプライヤの税務登録を設定します。 第一者の個別の各登録要件を指定するには、個別の税務登録を設定する必要があります。 Oracle Fusion Taxでは、税金決定および税金レポートで税務登録が使用されます。
免税
第三者の顧客および顧客サイトに対する免税を設定します。 サード・パーティに対する免税を設定するには、関連する税制および税金に対して適切な免税設定を完了する必要があります。 同じ顧客と税制の組合せに対して複数の免税を指定できます。 たとえば、1つの免税が特定の税金に適用され、その他の免税は特定の税率および税管轄区域の特定の製品に適用される場合があります。 その場合は、トランザクション時に、Oracle Fusion Taxによって最も限定的な免税がトランザクションに適用されます。
パーティ会計分類
必要に応じて、第三者会計分類コードをこのパーティに関連付けます。 入力したパーティ会計分類コードは、このパーティに関連付けられた請求書の税金決定で使用されます。 開始日と終了日を指定して、このパーティおよびトランザクションにこれらの会計分類を適用できる期間を制御します。
税金レポート・コード
第三者の税金レポートのトランザクションに関する追加の税金情報を取得するために、税金レポート・タイプを設定します。 税金レポート・タイプ・コードに応じて、このパーティの税金レポート・コードを入力または選択します。 開始日と終了日を指定して、これらの税金レポート・コードを適用できる期間を制御します。