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クレジット・カードの承認の処理方法

Oracle Fusion Paymentsは、ソース製品から受信された承認要求を処理します。 承認は、次の処理を行うリアルタイム・プロセスです。

• クレジット・カード情報を検証する

• 支払プロセッサおよび支払銀行を通じて資金を引き当てる

クレジット・カードの承認に影響する設定

承認処理に影響するオプションを次の表に示します。

ページまたはダイアログ・ボックス	ユーザー・インタフェース要素	処理
「資金取得プロセス・プロファイルの作成」ページまたは「資金取得プロセス・プロファイルの編集」ページ	「フォーマット」タブの「承認」セクション: 「アウトバウンド書式」選択リストおよび「インバウンド応答書式」選択リスト 「アカウント」タブ: 「承認伝送構成」選択リスト	支払システムとの通信に使用するフォーマットおよび伝送構成を制御します。
「ルーティング・ルールの作成」ページ	すべてのフィールド。	資金取得トランザクションを支払システムにルーティングします。 承認処理に使用する支払システム・アカウントおよび資金取得プロセス・プロファイルを決定します。
「ルーティング・ルールの優先度の順序変更」ダイアログ・ボックス	すべてのフィールド	ルーティング・ルールの優先度を順序変更します。
「ルールの設定」ページ	すべてのフィールド	ルーティング・ルールが設定されていない場合、またはルーティング・ルールの条件が資金取得トランザクションで1つも一致しない場合に使用するデフォルト支払システムを指定します。

クレジット・カードの承認の処理方法

次の図は、承認プロセスで実行されるステップを示しています。

クレジット・カードの承認プロセスには、次の表で説明しているステップが含まれています。

ステップ	説明
承認の要求。	ソース製品が承認を要求します。 Oracle Fusion Receivablesが自動入金を作成します。 このプロセスによって、トランザクションの送信先の支払システムと資金取得プロセス・プロファイルが決定されます。
支払システムへのトランザクションのルーティング。	ルーティング・ルールが、優先度の順に適用されます。 Paymentsが、承認に使用されるのと同じ支払システムを使用して、精算および払戻を実行します。
抽出およびフォーマット操作の実行。	このプロセスは次のとおりです。 Payments表からデータを抽出します。 Oracle Business Intelligence Publisher (Oracle BI Publisher)を使用して、抽出したデータを支払システムで理解されるメッセージにフォーマットします。
支払システムとの接続のオープン。	Payments: 資金取得プロセス・プロファイルで指定された伝送情報を使用して支払システムとの接続をオープンします。 フォーマットされた承認要求を送信します。
支払手段の検証。	支払システムまたは発行銀行が次の処理を行います。 クレジット・カードを検証します。 状況により不正チェック・サービスを実行します。 クレジット・カードが有効であることを確認します。
資金の引当。	発行銀行が、クレジット・カードの有効性を確認した後に、資金を引き当てます。
支払システム応答の受信。	Paymentsは、支払システムから応答を受信し、接続をクローズします。 この応答には、トランザクションの成功または失敗に応じて、様々な情報が含まれます。
承認ステータスの更新。	支払システムから受信された承認情報は、Paymentsが所有するトランザクション承認エンティティ表に格納されます。 この表によって、トランザクションの一意の参照識別子が作成されます。 たとえば、成功した承認を受信したクレジット・カードでは、この表に次のデータが格納されます。 承認コード 金額 日付 割り当てられた資金取得プロセス・プロファイルおよび支払システム 前述の情報は、精算プロセスの処理中に使用されます。
結果通知の送信。	Payments: Receivablesに、トランザクション承認の成功または失敗を通知します。 承認のための一意の参照識別子をソース製品に送信します。
エラー処理の実行。	Receivablesはすべてのエラーを表示します。 Paymentsによって返されたエラーを解決できます。
承認参照の格納。	ソース製品は、一意の承認参照を格納します。