リコール通知のクローズ

リコール通知明細に割り当てられたすべてのタスクが自動または手動で完了としてマークされると、リコール通知明細は自動的にクローズされます。これにより、影響を受けるすべての商品が隔離され、処分された後にのみ、リコール・ラインがクローズされます。

すべてのリコール・タスクが完了すると、通知は「クローズ保留」ステータスで保持されます。

リコール通知が「クローズ保留」ステータスのときにリコール部品の出荷が受け入れられると、新しいリコール・タスクが自動的に作成されます。これにより、サプライチェーンの欠陥製品の監視と対処を継続できます。その後、受入資材に対して適切な抑制処理を実行し、関連するタスクを完了できます。

リコール通知は、次の2つの方法で完全にクローズできます。

手動クローズ: リコール会社とのクローズを確認するか、リコール・イベントが終了したことを示す十分な証拠がある場合に通知をクローズします。
自動クローズ: 定義済期間後に「クローズ保留」ステータスのリコール通知を「クローズ済」に移動するようにアプリケーションを構成します。これを行うには、タイム・フェンスを設定し、リコール通知のクローズ・プロセスを一定の間隔で実行するようにスケジュールします。

リコール通知がクローズされると、アプリケーションは、そのリコールに関連する着信出荷の追跡を停止します。

自動クローズの構成の詳細は、『製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装』ガイドの「製品リコール管理」セクションにある「リコール・パラメータの設定」のトピックを参照してください。

ノート:

クローズ済リコール通知のタスク履歴およびトレース詳細は、将来の任意の時点でレビューできます。