給与アーカイブの概要
給与アーカイブ・プロセスは、給与サイクル・フローの一部です。
「給与登録の実行」や「給与明細の生成」タスクなどのアーカイブ済前払金情報を使用するプロセスを発行したり、外部支払を生成する前に、給与結果をアーカイブします。 給与明細書と給与登録ではアーカイブ データが使用されるため、アーカイブ プロセスが正常に完了し、完全で正確な情報が含まれていることが重要です。
給与アーカイブ・プロセスは、給与サイクル・フローの一部です。 スタンドアロン給与プロセスを発行する場合は、「定期給与計算結果のアーカイブ」タスクを使用して給与情報をアーカイブします。
- 従業員および事業主住所詳細、従業員就業事業所および部門、有給休暇およびアサイメント詳細などのHRデータ
- 支給項目や控除項目などのエレメント情報
- 残高情報
- メッセージ
アーカイブ結果を使用して、エラー、未処理のアサイメントまたは欠落レコードを特定します。 エラーまたは問題が見つかった場合は、従業員のHRデータまたは給与計算データを確認し、原因を特定して修正します。 エラーおよび問題が解決されたら、ロールバックして、影響を受けるプロセスを再実行します。
給与計算結果情報をアーカイブする前に、以下の作業を完了しておくことが重要です。
給与明細書翻訳を有効化
給与アーカイブ・プロセスを実行する前に、デフォルトのプロセス構成グループを開き、プロセス構成パラメータ「給与明細変換値を使用可能にして給与明細変換を許可」を「Y」に設定します。 給与アーカイブ・プロセスによって給与明細書にアーカイブされるデータが変換されるように、このパラメータは1回のみ設定します。
このパラメータを設定する前に給与計算アーカイブを実行した場合は、プロセスをロールバックし、パラメータを Yに設定して、給与計算アーカイブ プロセスを再実行します。
給与明細レートの精度値の設定
精度値によって、給与明細で給与レート金額を表示する際に使用される小数点数が定義されます。 デフォルトの給与明細レート精度値を変更するには、定期給与アーカイブでのレートの取得方法を変更する必要があります。
デフォルトのプロセス構成グループを開き、「給与明細レート精度」パラメータを追加して上書き値を入力し、給与明細にレートを表示する小数点数を設定します。
- 「給与明細レート精度」プロセス構成パラメータを小数点以下4桁に設定します。
- 給与明細書レポート・テンプレートを変更し、給与所得者の小数第2位までの給与レートを表示します。