1.3 LLMによる注釈の消費方法

ユーザーがAI搭載開発ツール(Select AIやSQL Developerなど)にプロンプトを送信すると、まずプロンプトが追加のコンテキストで拡張されます。

プロンプトをLLMに転送する前に、ツールにより、ユーザーのリクエストに関係するすべてのデータベース・オブジェクトの注釈が取得されます。次に、LLMで消費するためにプロンプトのシステム命令部分にこれらの注釈をプログラムで挿入します。

このプロセスでは、モデルのレスポンスを導く詳細なコンテキスト情報でプロンプトをエンリッチします。たとえば、LLMに送信される最終命令には、次の情報が含まれることがあります:

"You are a SQL generator. The schema contains a table named EMPLOYEE. DESCRIPTION: Current and former employees, including contractors. The column EMP_ID has the following aliases: employee number, worker id, person number. The column DEPT_NO is often joined with DEPARTMENT.DEPT_NO."

プロンプトには必要なコンテキストがすべて含まれているため、モデルではオブジェクト名のみに基づいて関係を推測する必要がなくなりました。その結果、きわめて正確なSQL問合せを生成できます。