3 Oracle Data Redactionポリシーの構成
Oracle Data Redactionポリシーでは、表の列タイプおよび使用するリダクションのタイプに応じて、列でデータをどのようにリダクションするかを定義します。
- Oracle Data Redactionポリシーについて
Oracle Data Redactionポリシーでは、リダクションの発生条件を定義します。 - Oracle Data Redactionポリシーを管理するための権限
データ・リダクションには高機密データの保護が伴うため、信頼できるユーザーのみがOracle Data Redactionポリシーを作成する必要があります。 - DBMS_REDACT.ADD_POLICYプロシージャの一般的な構文
データ・リダクション・ポリシーを作成するには、DBMS_REDACT.ADD_POLICYプロシージャを使用する必要があります。 - データ・リダクション・ポリシーの計画
Oracle Data Redactionポリシーを作成する前に、サイトのニーズに最も適したデータ・リダクション・ポリシーを計画する必要があります。 - データ・リダクション・ポリシーの条件を定義する式の使用
DBMS_REDACT.ADD_POLICYまたはDBMS_REDACT.ALTER_POLICYプロシージャのexpressionパラメータには、これらのポリシーが適用される条件を設定します。 - 複数の名前付きポリシー式の作成および管理
名前付きの一元管理されるOracle Data Redactionポリシー式は、複数のリダクション・ポリシーで使用でき、複数の表またはビューに適用できます。 - 完全データ・ポリシーの作成と完全リダクション値の変更
完全リダクション・ポリシーを作成して、データ列のすべての内容をリダクションできます。また、必要に応じて、デフォルトの完全リダクション値を変更できます。 - 部分リダクション・ポリシーの作成
部分データ・リダクションでは、様々な種類のデータ型に対してデータの一部をリダクションできます。 - 正規表現ベースのリダクション・ポリシーの作成
正規表現ベースのリダクション・ポリシーでは、検索置換モデルに基づいてデータをリダクションできます。 - ランダム・リダクション・ポリシーの作成
ランダム・リダクション・ポリシーでは、リダクションされたデータが、ランダムに生成された値(文字データ型の場合はUkjsl32[[]]]sなど)で表示されます。 - NULL化リダクション・ポリシーの作成
表またはビューの列の表示値に対してNULL値を返すOracle Data Redactionポリシーを作成できます。 - リダクションを使用しないポリシーの作成
開発環境でポリシーをテストする場合には、まったくリダクションを使用しないポリシーを作成できます。 - Oracle Data Redactionポリシーからのユーザーの除外
アクセスしたデータにOracle Data Redactionポリシーを適用しないように、ユーザーを除外することができます。 - 複数列のリダクション
データ・リダクション・ポリシーで2つ以上の列をリダクションできます。 - Oracle Data Redactionポリシーの変更
DBMS_REDACT.ALTER_POLICYプロシージャでは、Oracle Data Redactionポリシーを変更できます。 - Oracle Data Redactionポリシーの有効化と無効化
Oracle Data Redactionポリシーは、必要に応じて無効化してから再度有効化できます。 - Oracle Data Redactionポリシーの削除
DBMS_REDACT.DROP_POLICYプロシージャは、Oracle Data Redactionポリシーを削除します。 - チュートリアル: SQL式を使用したリダクションされた値を含むレポートの作成
SQL式を使用して、Oracle Data Redactionポリシーが定義された列に基づくレポートを作成できます。