2 Oracle Data Redactionの特徴と機能
Oracle Data Redactionには、データをリダクションする様々な方法があります。
- Oracle Data Redactionのスタート・ガイド
DBMS_REDACTパッケージを使用して、Oracle Data Redactionポリシーを作成および有効化できます。スキーマ、オブジェクトおよび列を指定することで、リダクション・ポリシーを定義します。 - 全データをリダクションする完全データ・リダクション
完全データ・リダクションでは、表またはビューの指定した列の内容全体がリダクションされます。 - データの一部をリダクションする部分データ・リダクション
部分データ・リダクションでは、表示される出力の一部をリダクションします。 - データのパターンをリダクションする正規表現
正規表現によって、パターン検索に基づいて列データの値内にある特定のデータをリダクションします。正規表現を使用して、長さが異なる文字列の列をリダクションできます。 - ランダム値を生成するランダム・データ・リダクション
ランダム・データ・リダクションでは、値全体がランダムな値に置換されてリダクションされます。 - NULL値を使用したリダクション
問合せ結果にNULL値のみを表示して列データをリダクションするOracle Data Redactionポリシーを作成できます。 - テストを目的にリダクションしない場合
リダクションを実行しないデータ・リダクション・ポリシーを作成できます。これにより、テスト中にアプリケーションにリダクション・ポリシーを含め、アプリケーションを本番環境に移動するときにそれらのポリシーをデータに適用できます。 - データ型に基づいた完全、部分、正規表現、ランダムおよびNULL化リダクションの比較
完全、部分、正規表現、ランダムおよびNULL化データ・リダクション・スタイルは、Oracle組込み、ANSI、ユーザー定義およびOracle提供データ型それぞれに異なる方法で作用します。 - データ・リダクション名前付きポリシー式の集中管理
複数の表およびビューの列で使用できる、名前付きポリシー式を作成できます。