4 Oracle Data Redactionと他のOracle製品および機能の統合
Oracle Data Redactionは、他のOracle製品およびデータベース機能とともに使用できます。
- Oracle Data Redactionと、DMLおよびDDL操作
Oracle Data Redactionは、DML操作とDDL操作に影響します。特に、リダクションされる列がある表に対してSQLを発行するユーザーの場合です。 - ネストした関数、インライン・ビューおよびWHERE句でのOracle Data Redaction
Oracle Data Redactionは、ネストした関数、インライン・ビューおよびWHERE句に影響します。 - リダクション・ポリシーがある列を使用する場合のSQL式および集合演算を含む問合せでのリダクション結果
リダクション・ポリシーがある列を含む問合せのSELECTリストにSQL式が存在する場合、そのSQL式の結果は常に完全にリダクションされます。function_typeパラメータを使用してユーザーが指定したリダクション・タイプは、データのリダクションには使用されません。 - Oracle Data Pumpを使用したOracle Data Redactionポリシーおよびオブジェクト転送
データ・リダクション・ポリシーがあるオブジェクトにより、データ・ポンプの操作に影響がある可能性があります。 - Oracle Data RedactionとOracle Virtual Private Database
VPD述語を含むVPDインライン・ビューは実際の値で動作するため、Oracle Virtual Private DatabaseポリシーはOracle Data Redactionの影響を受けません。VPD列マスキングおよびデータ・リダクション・ポリシーを同じ列に適用できます。VPD列マスキングが最初に適用され、その後、データがリダクションされます。 - Oracle Data RedactionとOracle Database Real Application Security
データ・リダクションとOracle Database Real Application Securityとの主な違いは、Real Application Securityはアクセス制御テクノロジであり、データ・リダクションはデータ公開を制限するために使用されるという点です。アクセス制御ソリューションとしてデータ・リダクションを使用しないでください。 - Oracle Data RedactionとOracle Database Vault
Oracle Database Vault環境で、Oracle Data Redactionを使用できます。 - Oracle Data RedactionとData Masking and Subsetting Pack
Oracle Enterprise Manager Data Masking and Subsetting Packを使用して、本番データベースの開発またはテスト・コピーを作成できます。 - Oracle Data Redactionと透過的データ暗号化
データ・リダクションとTDEを一緒に使用すると、データを暗号化して可視性を制限できます。