VALIDATE FAST_START FAILOVER

VALIDATE FAST_START FAILOVERコマンドを使用すると、ファスト・スタート・フェイルオーバー構成を検証できます。これは、ファスト・スタート・フェイルオーバーの設定中または開始中に、構成ミスを識別します。

書式

VALIDATE FAST_START FAILOVER;

コマンド・パラメータ

なし。

使用上のノート

  • このコマンドは、ファスト・スタート・フェイルオーバー構成を検証し、次の情報をレポートします。

    • 設定が正しくないファスト・スタート・フェイルオーバー・プロパティ

      たとえば、ファスト・スタート・フェイルオーバーのしきい値が適切に設定されていないなどです。

    • ファスト・スタート・フェイルオーバーの有効化または開始を妨げる問題

      これには、ファスト・スタート・フェイルオーバーに必要な条件を満たしている場合でもファスト・スタート・フェイルオーバーを使用できなくなるような問題などがあります(たとえば、ファスト・スタート・フェイルオーバーが監視専用モードで有効になっているなど)。

    • ファスト・スタート・フェイルオーバーの開始後に実行されたアクションに影響する問題
    • ブローカ構成の安定性に影響を与える可能性がある問題
    • ファスト・スタート・フェイルオーバーのコールアウト構成スクリプトに関する問題

      ファスト・スタート・フェイルオーバー構成ファイルfsfocallout.oraの構文が正しいかどうか、およびコールアウト前スクリプトとコールアウト後スクリプトにアクセス可能かどうかが表示されます。

コマンドの例

例10-25 しきい値が小さい可能性があるファスト・スタート・フェイルオーバー構成の検証

次の例では、最大パフォーマンス・モードになっているブローカ構成を検証し、ファスト・スタート・フェイルオーバーをその構成に対して有効にできなくしている問題を識別します。

DGMGRL> VALIDATE FAST_START FAILOVER; 
  Fast-Start Failover:  Enabled in Potential Data Loss Mode 
  Protection Mode:     MaxPerformance 
  Primary:                   North_Sales
  Active Target:          South_Sales

Fast-Start Failover Not Possible: 
  Fast-Start Failover observer not started 

Post Fast-Start Failover Issues: 
  Flashback database disabled for database ‘dgv1’ 

Other issues: 
  FastStartFailoverThreshold may be too low for RAC databases. 

Fast-start failover callout configuration file "fsfocallout.ora" has the following issues:
  Invalid lines 
    foo=foo 
  The specified file "./precallout" contains a path.

例10-26 同期されていないファスト・スタート・フェイルオーバー構成の検証

この例では、通常モードで有効になっている、ファスト・スタート・フェイルオーバー構成を検証します。コールアウト・スクリプトは存在しておりその構文は間違っていません。唯一の問題は、構成が同期されていないということです。

DGMGRL> VALIDATE FAST_START FAILOVER;
  Fast-Start Failover:  Enabled in Observe-Only mode
  Protection Mode:     MaxPerformance
  Primary:                   North_Sales
  Active Target:           South_Sales

Fast-Start Failover not possible:
  Fast-start failover configuration is unsynchronized