9 スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureの記憶域構成

Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)を含むスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureを使用するには、次の手順を完了します。

スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureは、Oracle Restartとも呼ばれ、単一インスタンスのOracle AI Databaseのシステム・サポートを行います。Oracle ASMは、Oracle AI Databaseファイルのボリューム・マネージャかつファイル・システムで、単一インスタンスOracle AI DatabaseおよびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)の構成をサポートします。また、Oracle AI Databaseバイナリなど、アプリケーションの要件に対して汎用ファイル・システムもサポートします。Oracle Automatic Storage Managementは、Oracle推奨のストレージ管理ソリューションです。従来のボリューム・マネージャおよびファイル・システムにかわるものとなります。

ノート:

  • Oracle ASMまたはOracle Restartを使用する場合は、データベースのインストールおよび作成を行う前にスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールする必要があります。そうでない場合は、データベースを手動でOracle Restartに登録する必要があります。

  • Oracle Grid Infrastructureのクラスタ・メンバー・ノードにOracle Restartをインストールすることも、Oracle Grid Infrastructureのクラスタ・メンバー・ノードにOracle Restartサーバーを追加することもできません。クラスタ用のOracle Grid Infrastructureでは、クラスタ上の単一インスタンス・データベースまたはOracle RACデータベースがサポートされますが、Oracle Restartでサポートされるのは、1つのサーバー上の単一インスタンス・データベースです。