SODA for In-Database JavaScriptの読取りおよび書込み操作
読取りおよび書込み操作(挿入および保存以外)を指定する主な方法は、SodaOperationクラスが提供するメソッドを使用することです。SodaOperationメソッドをつなげて、コレクションに対する読取りおよび書込み操作を指定できます。
非ターミナルのSodaOperationメソッドは、呼び出された同じオブジェクトを戻し、メソッドをつなげることができるようにします。
ターミナルのSodaOperationメソッドは常に、操作を実行するメソッド・チェーンの最後に出現します。
ノート:
SodaOperationオブジェクトは内部オブジェクトです。そのプロパティは直接変更しないでください。
メソッドのSODAドキュメントに異なる記述がなければ、すべての非ターミナル・メソッドをつなぎ、ターミナル・メソッドでチェーンを終了できます。ただし、すべての組合せに意味があるわけではありません。たとえば、keys()などのドキュメントを一意に識別しないメソッドとversion()メソッドをつなげても意味はありません。
表8-1 読取り操作用の非ターミナル・メソッドの概要
| メソッド | 説明 |
|---|---|
key() |
指定したドキュメント・キーを持つドキュメントを検索します。 |
keys() |
指定した複数のドキュメント・キーを持つ複数のドキュメントを検索します。 |
filter() |
フィルタ仕様(JSONで表される例による問合せ)と一致するドキュメントを検索します。 |
version() |
指定したバージョンのドキュメントを検索します。通常、これはkey()とともに使用されます。
|
headerOnly() |
結果からドキュメント・コンテンツを除外します。 |
skip() |
結果内で指定した数のドキュメントをスキップします。 |
limit() |
結果ドキュメントの数を指定した数に制限します。 |
表8-2 読取り操作用のターミナル・メソッドの概要
| メソッド | 説明 |
|---|---|
getOne() |
最大1つのドキュメントを戻す操作を作成して実行します。たとえば、非ターミナル・メソッドkey()の呼出しを含む操作などです。
|
getCursor() |
読取り操作の結果によってカーソルを取得します。 |
count() |
操作で見つかったドキュメントの数をカウントします。 |
getDocuments() |
問合せ基準に一致するドキュメントの配列を取得します。 |
表8-3 書込み操作用のターミナル・メソッドの概要
| メソッド | 説明 |
|---|---|
replaceOne() |
1つのドキュメントを置き換えます。 |
replaceOneAndGet() |
1つのドキュメントを置き換えて、結果ドキュメントを返します。 |
remove() |
ドキュメントをコレクションから削除します。 |
関連項目:
-
SodaOperationsクラスの詳細は、node-oracledbのドキュメントを参照してください。 -
SODAの制限の詳細は、SODAの制限(参考)に関する項を参照してください。