Data Guard
ハイブリッド障害時リカバリ構成でのOracle Data GuardのREDO復号化
Oracle Data Guardでは、クラウド・データベースが透過的データ暗号化(TDE)で暗号化され、オンプレミス・データベースが暗号化されていないハイブリッド・クラウド障害時リカバリ構成でREDO操作を復号化できるようになりました。
Data Guardを使用したハイブリッド障害時リカバリ(DR)は、より柔軟で簡単に構成できるようになりました。Oracle AI Databaseのハイブリッド障害時リカバリにより、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)の自動化とリソースを活用するように停止およびデータ保護を拡張できます。オンプレミス・データベースが透過的データ暗号化(TDE)で暗号化されていない場合でも、OCIで障害時リカバリを迅速に構成できるようにすることで、ハイブリッド障害時リカバリ環境を構成し、OCIのクラウド・データベースを使用するDR構成用にオンプレミス・データベースを準備するために必要なステップが大幅に削減されました。
ドキュメントの表示に関する項
Data GuardコマンドラインのJSON出力
Data Guardコマンドライン(DGMGRL)がJSON形式で出力されるようになりました。この構造化された形式を選択すると、データがわかりやすくなり、プレーン・テキスト出力の域を超えて、処理と再利用が容易になります。
JSON形式の出力を使用すると、自動化ツールやスクリプト環境と簡単に統合できるようになります。お客様は、プログラムで結果を解析することや、複数のワークフローを結び付けることができ、プレーンテキストの結果を手動で処理する必要がなくなることで生産性を高めることができます。
ドキュメントの表示に関する項
PDBごとのData Guard統合の機能拡張
プラガブル・データベースごとの新しいOracle Data Guardアーキテクチャでは、プラガブル・データベースに対するより詳細な制御が提供されるため、個別にスイッチオーバーおよびフェイルオーバーできます。プラガブル・データベースごとのOracle Data Guardの機能拡張には、設定と検証の簡略化、一時ファイルの自動追加、管理およびハウスキーピングの向上、および問合せオフロード用にオープンしているターゲット・プラガブル・データベース(プラガブル・データベース・レベルのリアルタイム問合せ機能)が含まれています。
マルチテナント・アーキテクチャが提供する柔軟性と高い統合率を維持しながら、Data Guardの保護を使用することで、運用コストを削減できます。
ドキュメントの表示に関する項
スイッチオーバーとフェイルオーバーをデータベースのリストに限定
Oracle Data Guard Brokerプロパティ PrimaryDatabaseCandidatesでは、どのデータベースをスイッチオーバーまたはフェイルオーバーの間にプライマリにできるかが示されます。このプロパティにより、ロール・トランジションのさらに細かい制御が適用され、お客様が、望ましくないデータベースのアクティブ化を防ぐことができます。オプションのオーバーライド・モードでは、ポリシーの変更なしで、緊急フェイルオーバーを実行できるようになります。
この機能により、マネージド・データベース環境での制御性と予測可能性が高まります。組織は、どのデータベースがプライマリとして機能できるかについてビジネス・ルール、規制ルールまたは運用ルールを適用でき、それにより、運用エラーによるリスクを軽減できます。このオーバーライド・コマンドでは、重要なフェイルオーバーを緊急時に実行できる状態が維持されるとともに、適切な警告が表示されます。
ドキュメントの表示に関する項