E.1 DBCAの再実行

DBCAでTrue Cacheを構成するときに問題が発生した場合は、True Cacheノードをクリーン・アップしてからDBCAを再実行する必要があります。

E.1.1 True Cacheの作成後のDBCAの再実行

True Cacheの作成後にDBCAを再実行する必要がある場合は、最初にTrue Cacheノードをクリーン・アップします。

クリーン・アップを行わない場合、DBCAはインスタンスがすでに存在していることを示す場合があります。

  1. True Cacheを作成中に起動された場合は、停止します。「True Cacheの停止」を参照してください。
  2. True Cache用に$ORACLE_HOME/dbsディレクトリに新しく作成したファイルを削除します。ファイル名にはTrue Cache名が含まれます。
  3. 透過的データ暗号化(TDE)自動ログイン・ウォレットを使用した場合は、$ORACLE_BASE/admin/true_cache_name/wallet_root/tde/ディレクトリのウォレットおよび自動ログイン・ファイルを削除します。
  4. True Cacheを再度作成します。「DBCAを使用したTrue Cacheの作成」を参照してください。

E.1.2 True Cacheデータベース・アプリケーション・サービスの構成後のDBCAの再実行

True Cacheデータベース・アプリケーション・サービスの構成後にDBCAを再実行する必要がある場合は、DBMS_Serviceパッケージを使用して、プライマリ・プラガブル・データベース(PDB)からTrue Cacheサービスを削除する必要がある場合があります。

エラー・メッセージの例:

[DBT-19958] Database service 'trueCacheServiceName'
  1. PDBに固有のサービスの場合、特定のPDBに接続するか、セッションで正しいPDBコンテナを設定します。
  2. True Cacheに接続し、True CacheのTrue Cacheサービスが実行されている場合は停止します。

    EXEC DBMS_SERVICE.STOP_SERVICE('trueCacheServiceName');

  3. DBMS_SERVICE.DELETE_SERVICEを使用して、プライマリ・データベースのサービスを削除します。

    EXEC DBMS_SERVICE.DELETE_SERVICE('trueCacheServiceName');

  4. True Cacheアプリケーション・サービスを再度構成します。「DBCAを使用したTrue Cacheデータベース・アプリケーション・サービスの構成」を参照してください。